インタビュー
【インタビュー】NMB48、「青春のデッドライン」で指し示す15年目のリアル「ここから私たちはまた進化していくんだっていう想いが込められている」
2025.11.19 12:00
NMB48が、11月12日(水)に32枚目のシングル「青春のデッドライン」をリリースした。“青春は永遠ではなく、限りあるもの”という儚さと、その先へ進もうとする決意を真っ直ぐに描いた表題曲は、節目となる15周年のタイミングで、グループの新たな展開を示す1曲である。今回は、3代目キャプテンに就任した塩月希依音を中心に、泉綾乃、芳賀礼、そして初の選抜入りを果たした龍本弥生に、それぞれの立場から最新作とグループの“今”を語ってもらった。彼女たちが見つめるのは、終わりではなく新たな始まり。“ここから私たちはまた進化していくんだ”という想いを胸に、NMB48は再び“青春”を更新していく。

インタビュー:竹内伸一
撮影:河邉有実莉
 

NMB48での時間は永遠に続くものではないということに気づかされた(塩月)

 

――32作目のシングル「青春のデッドライン」がリリースされました。表題曲を初めて聴いた時、どう思いました?
 
塩月希依音(以下、塩月) 衝撃を受けました(笑)。例えば、「青春のデッドライン」の“青春”を“NMB48”に置き換えるとわかりやすいと思うんですけど、“青春はいつまでも続くわけではなくて、あっと言う間に過ぎ去っていくものなんだ”という歌詞なので、それってNMB48での私たちにも当てはまると思うんです。NMB48での時間は永遠に続くものではないということに気づかされて、ハッとしました。
 
泉綾乃(以下、泉) 私もどストレートに心に刺さるくらい、めちゃくちゃまっすぐな歌詞だなと思いました。これまでの自分の活動にリンクする部分もあって、いろいろな感情……怒りだったり、寂しさだったりを引き出される曲だなって思います。でも、そういう曲だからこそ、逆に背中を押してもらえたり、前向きな気持ちになれる曲でもあるなと思っています。
 
龍本弥生(以下、龍本) 私もアイドル活動が自分の青春だと思っているので……アイドルには卒業がつきものなので、“青春は終わる、いつか終わる”っていう歌詞の内容に、アイドルにもいつか“卒業”というデッドラインが来てしまうんだなって思いました。でも、終わりがあるからこそ、今を精一杯頑張って、輝くアイドルでいたい、アイドルを全力で楽しもう、そういうことを改めて思わされた曲ですね。
 
芳賀礼(以下、芳賀) バラードのような落ち着いた曲調なんですけど、歌詞はど直球に訴えかけてくる感じなので、今までのNMB48とはまた違った曲だなって思います。15周年で先輩方が卒業されたタイミングで、NMB48も変化する時期に来ているので、そういう時に新たな曲に挑戦するというのは、ここから私たちはまた進化していくんだっていう想いが込められているのかなって思います。
 
――塩月さんは10月にキャプテンに任命され、最新シングルではセンターを務めます。背負うものが大きいですね。
 
塩月 肩書的にはすごく背負っているように見えるかもしれないですけど、私自身はそういうふうには感じていなくて。メンバーのみんなが支えてくれる部分が大きいので。パフォーマンス面だったら、あーのん(泉)が得意なので、リハーサルなんかでは率先してみんなを引っ張っていってくれているし、弥生ちゃんは劇場公演のキャプテンを務めているので、若手メンバーをまとめてくれているし、礼も“次世代エース”という立ち位置でグループを盛り上げてくれていて。それぞれが頑張ってくれる中でのまとめ役っていう形なので、みんなのおかげで成り立っている気がしますね。
 
 でも、キャプテンになる前と今とでは全然違うんですよ。私には、希依音は覚悟を決めたんだろうなっていうくらい、目がパキッとして凛々しくなったように見えます。もともと頼もしくて安心感も半端なかったんですけど、さらに頼もしくなりました。私としては、希依音が困ったり抱え込み過ぎているなって思ったら、絶対に支えたいって思ってます。そこは安心してほしいというか、頼ってほしいですね。なので、のびのびと楽しくやってほしいです。
 
龍本 希依音さんはすごく視野が広いというか、後輩のこともちゃんと気にかけてくださってて、すぐに変化に気づいてくださるんですよ。私にはなかなかできないので、本当にすごいなって思っています。ただ、みんな希依音さんの声で動くっていう感じだったりもするので、私も希依音さんが背負い込んでしまうのではないか、後輩ながら心配しています。なので、私も頼ってもらえるように、自分自身をしっかりしていきたいなって思います。
 
芳賀 ホントに希依音さんは1人ひとりに寄り添って親身になってくださるキャプテンなんです。壁を作らずに接してくださるので、後輩も発言しやすかったりもするんですよね。そういうキャプテンとしてNMB48をまとめてくださる希依音さんがセンターなので、絶対に足を引っ張ることはしたくないって思っています。逆に、希依音さんの肩の荷を一緒に背負えるように頑張りたいです。
 

▲塩月希依音
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