インタビュー
【インタビュー】江籠裕奈、“ドール”に心を宿して歌う――静かな声で届ける“本当の感情”
2025.12.03 12:00
 
江籠裕奈
 

こんなに面白いんだったら、リアルタイムでハマりたかった

 
――カップリング曲の「正義の仕方」は、疾走感のあるロックチューンです。こちらもまた新たな挑戦だったのでは?
 
江籠 楽曲の方向性は伝えました。バンドサウンドというか、ロックな曲は今までソロでは歌ってこなかったし、私自身はそういう曲がけっこう好きなので、“そういう曲があったらいいな”って。それで「正義の仕方」ができたんですけど、実は私、今年アニメにハマっていまして(笑)。そのことを知ってくださったクリエイターさんが、アニメの主題歌にもなれそうな、力強くて誰も置いていかない歌を作ってくれました。
 
――言われてみると、確かにアニソン感がありますね。ライブではお客さんのテンションも上がりそうかなと。
 
江籠 そうですよね! まだみなさんの前で歌ったことがないので、反応はわからないんですけど。でも気になります。
 
――アニメが好きになったという話が出ましたけど、今までアニメは観ていなかったんですか?
 
江籠 あまり観る機会がなかったんです。
 
――きっかけは何だったんですか?
 
江籠 “ヒロアカ”(『僕のヒーローアカデミア』)です! 去年の年末に10年分くらいを一気に観ました(笑)。で、アニメってこんなに面白いんだって思いました。SKE48にいた時に、メンバーが“ヒロアカ”の話をよくしていて、それをなんとなく聞いていたんですけど、こんなに面白いんだったら、リアルタイムでハマりたかったです(笑)。絶対もっと楽しめたと思います。
 
――“ヒロアカ”が刺さった理由は何だと思いますか?
 
江籠 キャラが全部濃いじゃないですか。性格がしっかり描かれていて個性があって……それがテーマというのもあると思うんですけど、キャラクターが個性的なところが面白かったですね。1人ひとりにちゃんとスポットライトが当たるし、そこに感情移入できるから、大人になってから観た方が余計に刺さる気がします。アニメってホント面白いと思いました(笑)。
 
――“ヒロアカ”をきっかけに、ほかのアニメにも興味を持ったんですか?
 
江籠 そうですね。やっぱりアニメが好きな人って多いんだなって改めて思いました(笑)。こういう話をすると、“これ、オススメだよ”みたいな感じで、いろいろな人から言われるんです。で、その作品を観たりしています。最近は『STEINS;GATE』を観ました。これも一気見。一気見が好きなんです(笑)。続きが気になっちゃって。“ヒロアカ”も新しいシリーズをやっていますけど、話が少したまってから観ています。1話だけだと、少し短いなって思っちゃう(笑)。シーズンを一気に観たいんです、本当は。でも待てないので、3話くらいずつ観ています(笑)。
 
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