【インタビュー】江籠裕奈、“ドール”に心を宿して歌う――静かな声で届ける“本当の感情”-BEEEEM

インタビュー

【インタビュー】江籠裕奈、“ドール”に心を宿して歌う――静かな声で届ける“本当の感情”

2025.12.03 12:00

江籠裕奈

私の人生の登場人物が増えた1年でした

――アニメが好きになったことで、自分の表現が変わったところはありますか？

江籠　あんまりないかな。ヒーローっぽい表現を取り入れるのは難しいので（笑）。ただ、自分の楽しみの幅が広がったし、それがなかったら、多分「正義の仕方」は生まれてなかったと思うので、良いことはあったなって思います。

――それによってまた違う可愛いが見つかるかもしれないですね。

江籠　確かに！　でも、今のところ、可愛い系のアニメは観ていないですけど。バトル系ばっかりなので（笑）。みんなが10年くらい前に観ていたものを、今新鮮な気持ちで観ています。私、“入口”に立つまで時間がかかるんですけど、“これは行ける”って思ったら、けっこう行動力があります。秋葉原に通うようになるかもしれません（笑）。

――今後の予定としては、年末にファンクラブのカラオケイベントがあります。

江籠　ファンクラブのイベントなので、アットホームな感じになると思います。ちょっと歌ったりもするかな。

――2025年はどんな1年でしたか？

江籠　2024年はソロになった1年目で、環境がガラッと変わった年だったんですけど、2025年もまたガラッと変わった1年だったと思います。昨年は自分で歌詞を書いたり、ライブを作ったり、いろいろな人に協力してもらいながら、自力でなんとか形にしてきた年で、自分がやりたいことを一緒にやりたい人と表現できることが楽しかったし、達成感もありました。今年はシンプルに、私の人生の登場人物が増えた感じがしていて。昨年を踏まえて、歌詞を書いてくださる方が加わったり、いろいろ協力してくれる方が増えました。今年はそこに対して全力を尽くすっていう感じで、昨年とはまた違ったソロアイドル活動だったと思います。あとは、昨年自分が作った曲を聴き直してみると、1年間で積み上げてきたものが自信になりました。だから、そういうことを実感できた良い1年でした。

――では、2026年はどんな年にしたいですか？

江籠　今の自分が予想もしていないことが起こる年になってほしいと思っています。こういうことをしたいな、こういうライブがしたいなっていう夢とか、イメージはあるけど、それ以上に何かもっとびっくりするようなことが起こってほしいです。