今回はゲストに『コードギアス 反逆のルルーシュ』『ONE PIECE FILM RED』などを手掛ける谷口悟朗監督と、Rain Treeの綾瀬ことりを迎え、来週公開の映画『パリに咲くエトワール』の特集や、映画『ドラえもん』の最新情報などをたっぷりとお届けした。
番組のメインコーナーでは、来週公開の谷口監督の最新作、映画『パリに咲くエトワール』を大特集。1912年のパリを舞台に、画家やバレリーナを夢見る少女たちの物語を描いた本作。美しいPV映像を観た綾瀬ことりも“作画がすごい綺麗で見入ってしまいました”と絶賛。本作は完成までに約8年もの歳月がかかったといい、その理由について谷口監督は“受けてくれる制作現場が小さく、普段の仕事の隙間で作っていくしかなかったことと、コロナ禍でフランス側のチームとのやり取りがすべて止まってしまったこと”が原因だと告白。“途中「これ、もうできないんじゃないか?」ということが何回もあった”と過酷な状況を振り返り、“期間が長くなるとお金もかかってくる。プロデューサーがいつ夜逃げするのかなって(笑)”と冗談交じりに語りながら、“過去にギャラを取りっぱぐれたこともあります”と赤裸々な苦労話まで飛び出した。
さらに、本作の制作秘話も明らかに。キャラクター原案を務めた近藤勝也のデザインについて、“近藤さんの絵は上手すぎるから、線がすごい少ない。そのデザインの中に隠れた立体や面がある”と熱弁し、それをほかのアニメーターが描きやすいように、総作画監督の山下がキャラクターデザインとして整理し直したという緻密な制作の裏側が明かされた。また、背景もあえて手描きにこだわり、“デジタルだと直線が綺麗すぎたり、カチッとしすぎちゃう。ちょっとファジーな線が欲しかった”と手描きならではの空気感や情報密度の調整について語った。
キャスティングに関する話題では、オーディションで選ばれた嵐莉菜について“自分を可愛い子として見せる必要がないということを知っている”とその演技への姿勢を大絶賛。海外の視聴者にも違和感なく見てもらうため、日本特有の“3コマ作画”ではなく“2コマ”を採用したことや、バレエシーンにおいてモーションキャプチャーやバレエ作家の監修のもと“普通のことを普通にやる”というごまかしの効かない手法で徹底的なリアリティを追求したことも明かされ、MCのハライチ・岩井勇気も“めちゃくちゃ丁寧に作られている”と感嘆した。
自身の声優人生を振り返る中で、ずっと第一線で売れ続けているイメージの強い森久保から“30代の時にお仕事がない時があった”という意外な苦労時代が明かされると、川島は“え、そうなんですか!?”と驚きの声を上げ、“どこにも言ったことないぐらいガチ悩みなんですけど、(声優として)ずっと残ってる人って一体何人いて、何割がずっと40、50、60代になってもやり続けられるんだろうってなったら、本当に少ねぇなと思って。「これ、逆算したら俺、あと何年声優やれるんだろう」みたいに、めっちゃ思うんですよ”と、森久保に相談。さまざまな過去を乗り越えた森久保は、後輩である川島に対して“30代、人生最大に調子に乗れ。ラストチャンスかもしれない”“合わせにいかない。自分がやってることで、誰かに影響力があるってことをちゃんと感じればいいんだよ”と、これからのキャリアに向けて力強くも温かい金言を送った。