レポート
【BEEEEM FESライブレポート】王道、熱狂、歌声、一体感——6組が鳴らしたライブの鼓動
2026.07.06 18:00
ガールズカルチャー雑誌『BEEEEM』主催ライブイベント<BEEEEM FES>が、6月28日(日)に飛行船シアターにて開催された。

同イベントには、COLOR of COLOR、α+、Ma'Scar'Piece、クマリデパート、まねきケチャ、RiNCENT♯の6組が出演。それぞれが個性あふれるパフォーマンスで、会場を盛り上げた。

本記事では、同公演のライブレポートをお届けする。
 
取材&文:竹内伸一
撮影:河邉有実莉
 
 
 
■COLOR of COLOR
言葉よりもパフォーマンスで示した、王道アイドルとしての矜持
 
COLOR of COLOR<BEEEEM FES>
 
場内に開場時のBGMが流れる中、SEもなく唐突にCOLOR of COLORの7人(成瀬愛理は休養中)がステージに登場。前触れなく<BEEEEM FES>の幕が切って落とされた。奇をてらったようなオープニングではあったが、彼女たちのパフォーマンスはアイドルの王道といったもの。緩急をつけた動きでしっかりと魅せるダンスと真っ直ぐな歌声で、自分たちの存在感を示していた。MCの時間を設けず、また曲中も過度に煽ることなくパフォーマンスしていたのも印象的。エンディングも挨拶を済ませると笑顔で速やかにステージから立ち去ったが、そこには言葉で取り繕うのではなく、あくまでもパフォーマンスを観てほしいといったグループの矜持が感じられた。
 
【セットリスト】
M1. 光射す方へ
M2. コントレイル
M3. 蒼い片想い
M4. アオイソルト
M5. 相対性セオリー
M6. Good Time Good Day
 
■α+
11人のフォーメーションが描いた、笑顔とはつらつさのステージ
 
α+<BEEEEM FES>
 
2番手のα+は、11人という大所帯グループ。それだけに、ステージに立ち並ぶだけでも壮観だったが、さらにステージ上でめまぐるしくフォーメーションを変えながら、要所で動きを綺麗に揃える……思わず見とれてしまうほど美しい見事なパフォーマンスだった。特に「キュンでLOVEする応援歌」では、笑顔で可愛らしさを振りまきながらはつらつと歌い踊りつつ、スカートを翻しながらのターンを綺麗に揃え、タイミングよく大きなジャンプを決めるなど見応えのあるシーンが続出。ラストの「エガオプラス」では、さらにこれまで以上にはつらつと踊り、叫ぶように歌い、大いに会場を沸かせてライブを締めくくっていた。
 
【セットリスト】
Overture
M1. 青春のエフェクト
M2. 君が好きな青い浴衣
M3. 女の子は強い
MC
M4. キュンでLOVEする応援歌
M5. エガオプラス


■Ma'Scar'Piece
重低音と熱い歌声が生んだ、トランスアイドルの狂騒空間
 
Ma'Scar'Piece<BEEEEM FES>
 
“トランスアイドル”を掲げるMa'Scar'Pieceは、その看板に偽りなしの大迫力のパフォーマンスをくり広げた。「ゼロ・グラビティ」に始まり、「熱電爆散」、「Dive!Euphoria!」など重低音が轟くアッパーなダンスチューンを連発し、随所で会場を煽りながら狂騒状態を作り出す中、激しくダンスと熱い歌声で観客を魅了。ラストの「Shining Lights」では、“一緒に歌いましょう!”と、観客と一緒に拳をあげて大合唱しつつ、間奏のダンスパートでは“オイ!オイ!”のコールに乗って激しくも切れ味抜群のダンス……かと思えば楽曲のテンポが落ちると、その動きはしなやかなものへと変化。激しさと華やかさが同居したパフォーマンスは、会場中の視線を釘付けにする見事なものだった。
 
【セットリスト】
Overture
M1. ゼロ・グラビティ
M2. Showtime Ignition
M3. 熱電爆散
MC
M4. Dive!Euphoria!
M5. ALASKA
M6. Shining Lights
 
■クマリデパート
5人で放った熱量が、会場を限界まで押し上げる
 
クマリデパート<BEEEEM FES>
 
七瀬マナが発熱で欠席となり、5人でのライブとなったクマリデパート。しかしながら、彼女たちが放つ熱量は、メンバーの不在を補って余りある圧倒的なものだった。楽しそうな笑顔を絶やさず、ステージ上を弾むように駆け回り、激しく踊り、高らかに歌う。「幸せハッシン!フロムキッチン」では組み体操のような振り付けを披露したり、「二十四時間四六時中」では腕をこれでもかと振り回して、狂騒感を演出していく。ラストは「シャダーイクン」「限界無限大ケン%」というライブの鉄板曲を連発。さらにダイナミックにそして切れ味鋭く踊り、叫ぶように歌い上げていく。最後は拳を振りかざして大熱唱。圧巻というにふさわしいパフォーマンスで、会場を大いに盛り上げた。
 
【セットリスト】
SE. おいでよ!クマリデパート
M1. もりのくまちゃん
M2. 幸せハッシン!フロムキッチン
M3. ぶどう♡Grape♡For♡You♡
M4. 二十四時間四六時中(ハーフ)
M5. シャダーイクン
M6. 限界無限大ケン%

■まねきケチャ
躍動感あふれるパフォーマンスと5人の歌声が描いた、鮮やかなコントラスト
 
まねきケチャ<BEEEEM FES>
 
5月から新体制となったまねきケチャは、賑やかな「冗談じゃないね」からライブをスタート。足を高々と蹴り上げるなど、ダイナミックなパフォーマンスで会場の温度を一気に上げていった。ところが続く「難攻不落」を堀内すずがしっとりと歌い出すと、その雰囲気は一変。ここからは5人の歌声で会場を魅了していく。三井いろはがキュートな声を響かせれば、日高里緒が情感を込めて歌い、早瀬結実は伸びやかな歌声を届け、凪咲楓が真っ直ぐに歌い上げる。最後の「きみわずらい」では、激しいダンスをくり広げながら5人で声を揃えて大熱唱。見応えのあるシーンを作り出してライブを締めくくった。
 
【セットリスト】
SE
M1. 冗談じゃないね
M2. 難攻不落
M3. あたしの残りぜんぶあげる
M4. きみわずらい
 
■RiNCENT♯
可愛く、クールに、妖艶に——変幻自在の魅力で大団円へ
 
RiNCENT♯<BEEEEM FES>
 
トリはRiNCENT♯。冒頭から沸き上がった大コールを味方につけて、8人は変幻自在のパフォーマンスをくり広げた。「Kiss Me Baby~恋焦がれ~」をクールな眼差しで激しく歌い踊れば、「シャララ」では可愛らしさ全開で賑やかにパフォーマンス。「ちょっととおりゃんせ」ではコミカルな動きも交えて楽しさを振りまき、ラストの「UNDEAD」では“一緒に!”と観客とともに手を振り上げて歌い、最高の一体感を作り出した。可愛らしく、クールに、妖艶に、そしてしなやかにと曲ごとにさまざまな魅力を発揮しながら会場を沸かせ続けたパフォーマンスは、この日のイベントを締めくくるに相応しい堂々たるものだった。
 
【セットリスト】
SE
M1. Kiss Me Baby〜恋焦がれ〜
M2. シャララ
MC
M3. 純愛LOVE SESSION
M4. ちょっととおりゃんせ
M5. love halation
M6. UNDEAD

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