インタビュー
【連載 BEEEEM DJ部 vol.1】TKRNが語る、クラブをもっと身近にするDJと広報の視点「お客さん目線がすべて——」
2026.06.15 18:00
TKRN
カルチャーは、いつだって現場から更新されていく——
次世代女性DJたちに焦点を当て、DJという表現の現在地を探っていく連載「BEEEEM DJ部」。雑誌『BEEEEM』に続いて、今回よりWEBでも更新していく。

初回は、プレイヤーとしてDJブースに立つ一方、老舗ディスコ・MAHARAJA(マハラジャ)の広報としても活動している異色のDJ・TKRN(タカリナ)。“自分の好きな曲だけかけて、フロアを置いてけぼりにするのが1番ダメ”。そう語る彼女が一貫して大切にしているのは、DJでも広報でも変わらない“相手目線”という哲学。

若い世代にとってクラブが以前ほど身近ではなくなったとも言われる今、ジャンルレスかつ世代を超えた音楽体験でシーンを盛り上げようとする、その熱量と戦略に迫った。
 
インタビュー&文:ポラリスプロ
 
 

お客さんが何を求めているのか、常に考えている

 
ーーまず、DJを始めたきっかけを教えてください。
 
TKRN もともとはロックバンドがすごく好きで、ライブにかなり通っていた、いわゆるライブキッズだったんです。フェスとかでDJをされている方っているじゃないですか。そのプレイを観て、自分の好きな音楽をDJという形で表現できるってすごくカッコいいな、やってみたいなと思ったのがきっかけで、上京してすぐDJを始めました。
 
ーー最初はロックDJだったんですか?
 
TKRN そうです。ロックDJで始めました。
 
ーー今はどんなスタイルが多いんでしょう?
 
TKRN 今はポップス系が多いですね。J-POP、K-POP、アニソン、EDM、もちろんロックも回します。
 
ーー昨今の流行を意識して?
 
TKRN それだけではないですね。もともと好きなのはもちろんロックなんですけど、DJをやっていく中でクラブにも足を運ぶようになったんです。ライブハウスばかり行っていた人間だったので、最初はクラブにあまり馴染みがなかったんですけど、行き始めたらクラブミュージックってすごく楽しいなと思って。EDMやポップスもどんどん好きになっていきました。もともと、音楽そのものが好きなので、いろんなジャンルに触れていくうちに、自然とジャンルレスなスタイルになっていった感じですね。
 
TKRN
 
ーーもし“好きにやってください”と言われたら、何をかけますか?
 
TKRN やっぱりJ-POPとかK-POPが多いと思います。その辺りは特に好きですね。
 
ーーDJプレイで1番大事にしていることは?
 
TKRN “お客さん目線”です。それを学ぶ上で、クラブDJの文化ってすごく勉強になりました。ライブハウス界隈だと、ちょっと自分本位なDJプレイを“オナニーDJ”って言ったりするんです(笑)。自分の好きな曲ばかりかけて、フロアを置いてけぼりにするようなスタイルというか。でも、それだとお客さんも乗れないし、自分自身もだんだん楽しくなくなってくるんです。だから、お客さんが何を求めているのか、この曲をかけたらどういう反応になるのかを常に考えています。やっぱり“相手目線”でいることが1番大事だと思っています。
 
ーー一方、TKRNさんはMAHARAJAの広報もされています。いつ頃から務めているのですか?
 
TKRN 2026年12月で2年になる予定なので、現在は1年半ほどですね。
 
ーーMAHARAJAならではの特徴は、どんなところにあると思いますか?
 
TKRN MAHARAJAは“ディスコ”を打ち出しているので、若い世代からすると少し敷居が高そうに見える部分もあると思います。でも、実際に行ってみるとすごく楽しい場所なんです。“大人の遊び場”みたいな空気感もありますし、“六本木でちょっと遊んでみようかな”くらいの感覚でラフに楽しめる。そこはもっと知ってもらえたら嬉しいですね。
 
MAHARAJA(マハラジャ)の広報としての顔も持つTKRN

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