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Genesis Girl、現体制終了 ── 「涙で歌えない」ラストステージ
2026.03.31 13:46
Genesis Girl現体制ラストライブ<IT'S MY LIFE>が、3月28日(土)に下北沢シャングリラにて開催された。チケットは完売、会場は満員の観客で埋め尽くされ、開演前から異様な熱気と緊張感に包まれていた。このステージは、ただのラストライブではなかった。それは、彼女たちの"人生そのもの"だった。
 
 
オープニング映像の余韻を引き継ぎ、1曲目「YOLO」が鳴り響く。しかしその瞬間——Nanaの目からはすでに涙が溢れていた。止めようとしても、止まらない。それでも歌い、立ち続ける。"人生は一度きり"というこの曲が、この日のすべてを象徴していた。続く「Look alive!!」では一転、会場の熱量を一気に引き上げ、Genesis Girlとしての"強さ"を叩きつけた。

MCを挟み、初披露の「More」へ。キレのあるダンスと圧倒的な集中力。"終わるグループ"とは到底思えない完成度だった。そこから「fake」「PUSH」「SMJ」と畳み掛ける攻撃的な構成。さらに「マンマミーア-ZERO-」「フィーバー!!」で会場は完全に支配される。「Loveless」「偶像連鎖」と続く流れは、Genesis Girlの本質を凝縮したブロックだった。そこにあったのは、過去ではなく、あくまで"今"の輝きだった。
2度目のMC後、「Dear」。それまでの熱量とは対照的に、静かに、深く、心へと入り込む。観客は声を失い、ただ聴いた。この瞬間、ライブは完全に"作品"へと変わった。

そして本編ラスト「少年の詩」。この楽曲は、Genesis Girlの物語そのものだった。しかし歌唱の冒頭、Meiの声が詰まる。涙で、歌えない。それでも前を向き、絞り出すように歌い続ける。完璧ではない。だが、それ以上に"本物"だった。その姿が、このグループのすべてを物語っていた。

アンコール。軌跡を辿る映像にファンが浸る中、「prime star」で再びステージに立つ彼女たち。そして最後のMCで、これまで強さを貫いてきたAnjiも、ついに涙を見せた。張り詰めていたものが、この瞬間、溶けた。

最後の最後に選ばれたのは、再び「少年の詩」。それは"物語の回収"であり、"答え"だった。涙も、葛藤も、すべてを抱えたまま、彼女たちは歌い切った。この瞬間、Genesis Girlの物語はクライマックスを迎えた。現体制はここで終わる。Nanaは新たな道へ。MeiとAnjiは、次のステージへ。だが、この3人でしか作れなかった時間は、確かにここに存在した。

ライブが終わっても、拍手は鳴り止まない。それは別れではなく、"本物を見た証"だった。アイドルは芸術だ。少女は崇高だ。Genesis Girlは、その証明を残し、それぞれの次の物語へと歩き出した。
 
 
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