監督は、商業アニメーション映画初挑戦となる新鋭、片野坂 亮。スーパーの鮮魚コーナーで働く傍ら、フリーの映像作家として実写映画やアニメーション作品の自主制作を続けてきた手腕がコミックス・ウェーブ・フィルムに認められ、異例の大抜擢となった新たな才能だ。
本作の主人公となる 10 才の少年・湊の声を担うのは、あの。"少年の声を吹き込むのは初めてで挑戦的でしたが、子供でありながら子供らしくいることのできない環境に身を置く 10 才の揺れ動く感情を精一杯演じさせていただきました"とコメントを寄せている。
湊の唯一の友である少女の神様・べんちゃんは、花澤香菜が務める。世の中から忘れ去られ、その姿は次第に消えていく運命にあるという儚さを帯びつつも、湊に優しく寄り添う存在という役どころだ。また湊の父親・マサルは、三木眞一郎が担当。酒に溺れ、家を出ていった妻への思いをこじらせたまま、湊と向き合うことができず、少年の心に深い影を落としていく。
商業アニメーション映画初挑戦となる片野坂監督は、本作についてこう語る。"本作の登場人物は、心のどこかで愛を求めながら、すれ違い続け、やがて自分でも止められない衝動へとたどり着いていきます。願いは祈りであると同時に、誰かを縛り続ける呪いでもある。彼らの生きる様をありのまま描きました。この映画が、孤独な夜を過ごす人たちの心に、そっと寄り添えたらと思います。“
アフレコ直後に感想を伺うと、“(男の子役を)できるかなという不安もありながらだったので、声の出し方とかは事前に何種類も試したりしました”とオファーが来た際の心境と、10 歳の男の子を演じるために準備したエピソードを明かしてくれた。
配給:ギャガ
©2026 片野坂亮/しらぬひ製作委員会
作品情報
原作・脚本・監督・作画監督:片野坂 亮
音楽:梅林太郎 主題歌:青葉市子「しらぬひ」(hermine)
美術監督:小林海聖
色彩設計:山本智子
撮影監督:津田涼介
制作プロデューサー:濱﨑周平
プロデューサー:新井修平
アニメーション制作:コミックス・ウェーブ・フィルム
製作:しらぬひ製作委員会
配給:ギャガ
公式 X:@shiranui_movie