TWIN PLANET所属の6人組アイドルグループ・ドラマチックレコードが、7月24日(金)に新曲「ふたりシトラス」を配信リリースした。メンバーの新居歩美が作詞を手掛けた本楽曲は、爽やかな夏の空気感と彼女たちらしいエモーショナルな旋律が溶け合うサマーラブソング。疾走感あふれるサウンドと胸をくすぐる歌詞が印象的で、この夏のライブやフェスを彩る1曲となりそうだ。
今回は新居歩美と小野莉々に、「ふたりシトラス」の制作秘話や楽曲に込めた想い、そして現在開催中の<全国&アジアツアー2026『晴天快晴』>について話を訊いた。
インタビュー&文:鈴木健也(BEEEEM編集部)
撮影:河邉有実莉
今回の歌詞はいい意味でスッと入ってきた(小野)
ーー新曲「ふたりシトラス」を最初に聴いた時の印象を教えてください。
新居歩美(以下、新居) 今回の楽曲は私が作詞させていただいたのですが、最初に聴いた時はすごく爽やかで届けたい温度感が伝わってきたので、作詞のイメージがしやすかったです。プールに足をつけた時のような、少しひんやりする感覚がありました。
新居 夏曲はすごくタイトルが大事だと思っています。でも、夏のラブソングって、もう渋滞しているぐらいあるじゃないですか。儚いか、“夏だから勇気を出す”みたいな曲が多い中で、夏を連想させるワードから何を選ぶか。そうなった時に、メンバーの松本芽留と河西栞に相談したら、松本が“シトラス”って言ったんです。“シトラス”ってすごくいいなと思って、すぐ決まりました。松本は“作詞クレジットに自分の名前を入れて”とずっと言ってきます(笑)
――小野さんは音源を初めて聴いた時の印象はいかがでしたか?
小野莉々(以下、小野) 先ほどあゆち(新居歩美)が言ったようにすごく爽やかな感じがして、ドマレコではあまり歌ったことがないメロディだと思いました。あと、あゆちの歌詞は比喩表現が多くて、何度も自分の中に落とし込んで、どういう想いで書いたのかを考えながら歌うことが多かったのですが、今回はいい意味でスッと入ってきました。
小野 《僕のことも知って欲しいけど「好きです」以上の秘密はないからただなにも言えない 今日も...》っていうフレーズが何度か使われているので、あゆちの中で何かあるのかなと気になりました(笑)
新居 これは好きな人と話している時、自分のことを面白い人とか特別な人と思ってほしいんだけど、その好きという感情に気づいてから、楽しませるような会話ができなくてギクシャクしてしまう様子を表しています。別にそんなに恋はしていません(笑)。宇宙に行っていなくても『スターウォーズ』のようなSFモノを作ることはできますから、そういう恋もあるだろうなと思って書きました。ファンの方にも“あゆちに面白いと思われたいけど、自分はつまらないから…”と言われることが多いので、そういう経験も思い浮かべながら書きました。
――新居さんの歌詞は情景が浮かぶものが多いですが、作詞をする時もシーンを思い浮かべることは多いですか?
新居 けっこう絵を思い浮かべながら描いていますね。脳内でリリックビデオを作るんです。そういう既存曲があると思いながら書き進めるので、自分の言いたいことはあまり入れられないことが多いです。
新居 いわゆる起承転結の“転”が2番にあたるのですが、そこがすごく難しかったです。2番の方が感情を深く描くので、そこを書き始めた時は少し立ち止まりました。どの曲も一般的にライブで1度聴いただけでは、私の想っていることが伝わりにくいと思っていて。お客さんはMVのように歌詞の世界を表現した映像を観ているわけではなく、ダンスと歌で曲を体験するわけで……「ふたりシトラス」は夏フェスでも受けてほしいなと思って、落とし込みやすい言葉を使うようにしました。
――ライブでの受け止められ方も意識して作詞をしたのですね。小野さんは、メンバーの新居さんとそのほかのクリエイターが作った歌詞とでは、歌う時に意識の変化はありますか?
小野 あゆちの歌詞はいろいろな解釈ができますし、答えがないようなフレーズが多いので、より感情を込めたくなります。

小野莉々