月に足跡を残した少女達は一体何を見たのか...(通称:ツキアト)が、3月28日(土)にデジタルシングル「VOCE」を配信リリースした。
前作「Dear Earth」から約半年ぶりに発表された今作は、新レーベル『Moon Trace Label』設立後初めての作品。ハードなギターロックとエレクトロが融合したミクスチャー系サウンドに、力強い歌声を響かせるグループの新機軸を示した楽曲に仕上がっている。
今回、ツキアトの早﨑優奈と葵音琴に、「VOCE」を中心に、グループ活動への想いやファンへ届けたいことなどについて語ってもらった。
ファンのみなさんのおかげで自分の弱さと向き合えている(早﨑)
ーー「VOCE」はどのような楽曲になっていますか?
早﨑優奈(以下、早﨑) 昨年末にライブで披露させていただいた楽曲なのですが、タイトルの通り“声”に注目した曲になっています。歌詞にもライブ中に一緒に歌っていただけるようなパートがあって、ツキアトらしい1曲に仕上がっていると思います。
葵音琴(以下、葵) ツキアトが5周年を迎える想いや、5年目を迎えるけど今からスタートをする気持ちで頑張ろうっていう覚悟を示している楽曲です。だからといって、メンバーのためだけではなく、誰が聴いても肯定された気持ちになれるような楽曲にもなっています。
ーー「VOCE」はイタリア語で“声”という意味にちなんで、“最近自分の声で伝えて良かったと思う出来事”を教えてください。
葵 先日開催した<5th Anniversary Live 〜 Next Phase 〜>というワンマンライブで、“5年目なんですけど、まだまだ頑張って行きたいです”“ついてきてほしいです”という想いを明確にファンのみなさんに伝えられたのは良かったなと思います。私はこれまで“ついてきてほしい”というより、“ついてきてくれたら嬉しいんだけど、どうですか?”みたいなスタンスで、自分の気持ちを伝えていたのですが、そのライブでは“ちゃんとついてきてね”っていう気持ちが伝えられました。
早﨑 そのワンマンライブの直前に、初の試みだったんですけど、メンバー1人ずつでリレー配信をやったんです。ワンマンライブに向けて配信する中で、ファンのみなさんへの気持ちの伝え方は、メンバーそれぞれ違うなって思って。それこそ葵がさっき言っていたスタンスに通じますが、メンバーそれぞれの言葉でライブに来てほしい気持ちや、楽しみにしていてねっていうことを伝えていて……結果ファンのみなさんからも“そういう言葉が聞けてよかった”と言ってもらえたので、それが1番伝えられてよかったことです。
ーー今回は不安や孤独といったものがテーマになっていますが、アイドルとして活動する中で感じる“自分の弱さ”にはどう向き合っていますか?
早﨑 私は自分のパフォーマンス映像を見返すのが苦手で……1人反省会のようになってしまうんです。毎回のライブをいいものにしたいっていう想いはあるので、観てはいるんですけど、義務的だったというか。でも、先日のワンマンライブは初めてと言えるくらい、“ライブ映像が早く観たい”って思えたんです。ライブをしている時のファンのみなさんの声がとても強く印象に残っていて。みんながこれだけ楽しんでくれていたのなら大丈夫でしょうっていう感じで、すごく自信をいただきました。なので、ファンのみなさんのおかげで、“自分の弱さ”に向き合えているという感じですかね。葵さんは?
葵 葵音琴としての弱みはあまりなくて、自信を失うと、それがパフォーマンスに現れてしまうと思っています。なので、いつも絶対的な自信というか、“いける”みたいな気持ちを持ってブレないように生きています。葵音琴ではない部分の弱さはもちろんあるので、その時はやっぱり感情と向き合うのが大事だと思っていて。わりとほかの人から傷つけられることはなくて、自分で自分を追い込んでしまうことがあるので、なぜそう思ったのか、納得するまで考えるっていうのが1番良い向き合い方だと思っています。
ーーすごくメンタルが強そうに感じるのですが、ほかのメンバーが落ち込んでいる時は言葉をかけてあげることが多いのでしょうか?
葵 悩みの原因って自分を肯定できていないことが多いと思っているので、まずは素晴らしい人間だってことを伝えるようにしています。それを踏まえて、“(悩みの原因を作り出したのは)こういうことがあったから、今後はこうしていいんじゃないのかな”って言うことはあります。
早﨑 みんな、相談してくることはないので、それとなく察して、今ほしいであろう言葉をかけているのかなって思います。

早﨑優奈