インタビュー
豊田ルナ【インタビュー】映画初主演で広がった世界「フラットな視点でたくさんの発見ができた」
2026.05.11 12:00
豊田ルナ
俳優・アイドル・グラビアと多彩なフィールドで活躍する豊田ルナが主演を務める映画『シーシュポスたちのまなざし』が、2026年6月5日(金)に公開される。

本作は、大学生・黒田真優(豊田)が、高校時代に起きたある事件を題材にドキュメンタリー制作に臨む物語。撮影を進める中で浮かび上がるのは、真優自身も知らなかった真実。彼女の告発は正義なのかを問いかける、本格青春サスペンスだ。

映画初主演という新たな挑戦に挑んだ豊田ルナは、本作とどう向き合い、何を感じたのか。作品に込めた想いと、撮影を通して見えてきた自身の変化について話を訊いた。
 
インタビュー&文:黒川リア(BEEEEM編集部)
 
 

嬉しさも怒りも大きめに表現しています

 
ーー今回、映画初主演を務められましたが、オファーを受けた時の率直な気持ちを教えてください。
 
豊田ルナ(以下、豊田) 嘘だと思って信じていませんでした(笑)。いつも大きい仕事が決まったり、自分では信じられないようなことが起きた時はドッキリだったと言われても落ち込まないように、事が進んでいかない限り信じないようにしています。ですので、あまり口に出したりしませんでした。スケジュールもギリギリになってから、マネージャーさんに確認を入れたりして。母にも“次のお仕事、主演らしい……?”みたいに、はぐらかした感じで伝えたりしました。顔合わせをしたり、台本が届いたりして、だんだんと実感が湧きました。
 
ーー周囲の反応はどうでしたか?
 
豊田 ファンの方はもちろんすごく喜んでくれましたし、マネージャーさんに至っては“え、初主演なの?”みたいな感じで驚いていました。私も思い返してみるとヒロインを務めさせていただいたことはあったのですが、主演は初めてでしたし、祝福の声をたくさんいただいて嬉しかったです。家族もすごく喜んでくれて、“頑張ってね”ってたくさん言ってもらいました。
 
ーー今回演じた黒田真優という役は、どのようなキャラクターか教えてください。
 
豊田 大学デビューという感じではないですし、かといってすごく根暗なわけでもない普通の大学生です。本当に真面目な女の子で、大学生のキラキラした感じがあまりないから、逆にそこが難しかったです。
 
ーー役作りはどのようにされましたか?
 
豊田 顔合わせや本読みの時に、監督と一緒に役を作っていきましたが、監督に私の普通は演じる役の年代の普通よりも大人っぽすぎてしまっていると言われました。もう少し子どもっぽい部分があってもいいという感じで。ですので、嫌な言葉を言われるシーンでは嫌な気持ちをちゃんと顔に出したり、言葉の語尾に機嫌が表れるように意識しました。嬉しさも怒りもけっこう大きめに表現しています。
 
ーー縦型ショートドラマでも活躍されていますが、その現場と映画の現場の違いを教えてください。
 
豊田 まずカメラの向きが違うので実際に映っている画が違います。縦型は少しオーバーな演技が映えますが、映画は画が左右に広がるので、手や目線の動きがよく見えます。ただ、単純に大きく動けばいいというわけではなくて、大きな画で捉えているからこそ細かい表情や動きが映えるというのが特徴であり、良いところだと思っています。それぞれの良さがあるのですが、演技をする時にそこを切り替えるのがけっこう難しい。縦型用の演技を横でしてしまうとやりすぎに見えますし、逆に横型用の演技は縦型では映えないということがあります。今回の映画と同時期に縦型ショートドラマの撮影もあったので、そのスイッチの切り替えが難しかったです。映画のテーマは少しシリアスですが、縦型ショートドラマで扱われるのはポップな題材が多いので、ギャップがあるなと思いながら、撮影に臨んでいました。
 
ーーそれぞれに合わせて演技を変えているのですね。撮影現場の雰囲気はいかがでしたか?
 
豊田 作品自体はシリアスですが、現場はすごく和やかでした。メインで5人の大学生が登場するのですが、その5人でたくさんお話ししましたね。カメラマンさんが準備をしている間、ずっと「ウミガメのスープ」をやっていたり(笑)。カットがかかったらすぐ話し出すくらい仲良くなりました。
 
ーー同年代の方が多かったんですね。
 
豊田 みなさん私よりも年上の方なのですが、年齢差を感じさせないような接し方をしてくれました。この5人の中で私が1番年下ながらも主演として真ん中に立たなきゃいけない立場ではあったのですが、それがプレッシャーに感じない現場だったので、すごく楽しかった記憶があります。
 
ーーみなさんと仲良くなったきっかけはありますか?
 
豊田 やっぱり同年代というのが大きかったと思います。(平野)宏周君は、私が出させていただいたウルトラマン作品の前のシリーズに出演されていて、ゲスト出演などでお会いしたことがあったのでお話ししやすかったです。ほかにも以前参加させていただいたプロジェクトの先輩の方もいたので、そういう部分で会話が広がりました。あとは朝から晩まで撮影で一緒にいることが多かったので、喋らないと場が持ちませんでした(笑)。一緒にいる時間が長かったというのは、かなり大きかったと思います。
 

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