レポート
僕が見たかった青空【BEEEEM FES vol.1ライブレポート】美しい統率がフロアを染め上げた、鮮烈なオープニング
2025.12.09 18:00
僕が見たかった青空『BEEEEM FES vol.1』
ガールズカルチャー雑誌『BEEEEM』主催ライブイベント『BEEEEM FES vol.1』が、Zepp Shinjuku(TOKYO)にて開催された。

同イベントには、この日は発表となった2026年1月17日(土)発売の『BEEEEM』vol.2に登場する僕が見たかった青空、高嶺のなでしこ、SWEET STEADYの3組が出演。それぞれが表現力豊かなパフォーマンスで、ファンを魅了した。

本記事では、僕が見たかった青空のライブレポートをお届けする。
 
取材&文:竹内伸一
撮影:河邉有実莉

 
 
SEが流れ出し、青いペンライトがフロアを美しく彩り、大きなコールが沸き上がる中、『BEEEEM』vol.1に登場した杉浦英恋、塩釜菜那、八木仁愛をはじめ、岩本理瑚、金澤亜美、須永心海、西森杏弥、長谷川稀未、早﨑すずき、柳堀花怜、吉本此那がステージに登場。この11人(選抜メンバーの青空組)による僕が見たかった青空が初開催となる『BEEEEM FES』の幕開けを告げた。
 
1曲目の「空色の水しぶき」から、彼女たちはしなやかかつダイナミックなパフォーマンスで会場を魅了していく。サビでは11人の緩急をつけた動きが綺麗にシンクロ。その一糸乱れぬパフォーマンスは、会場の視線を十分に集めるもので、初の対バンイベントに気合いも十分といった雰囲気だった。
 
以降も要所でしっかりと動きを揃えて、見応えのあるシーンを次々に生み出していく。続く「好きすぎてUp and down」では、ステージを大きく使いフォーメーションを目まぐるしく変えながら、きびきびと小気味よいパフォーマンスをくり広げた。
 
僕が見たかった青空『BEEEEM FES vol.1』
 
“ここにいるだけじゃなく、あと10人メンバーがいます。あなたの推しメンを見つけてください! 推し曲も見つけてください!”とアピールして突入した後半戦では、まずは「臆病なカラス」を杉浦、長谷川、早﨑、八木、吉本でパフォーマンス。5人はそれまで以上に身体を大きく使いながら、クールに歌い踊る。大人数で華やかだったこれまでとは趣を変え、ライブにアクセントを付け加えていた。
 
僕が見たかった青空『BEEEEM FES vol.1』
 
11人に戻った「スペアのない恋」では落ちサビから大サビへと突入する瞬間に、バックモニターに大きなハートマークが映し出され、メンバーの動きだけではなく、映像演出も見事にシンクロ。最後の「初めて好きになった人」では、11人のテンションが一気に上がり、その動きに激しさが加わる。“お前ら全員●×△@!!!!”と、もはや言葉にならないような絶叫も飛び出し、フロアからさらなる大歓声を引き出して、ライブを締めくくった。
 
僕が見たかった青空『BEEEEM FES vol.1』
 
僕が見たかった青空『BEEEEM FES vol.1』
 
くり返しになってしまうが、彼女たちの統率の取れたパフォーマンスは実に美しく見事なもので、それは彼女たちのスキルの高さを十二分に示すものであり、日々のたゆまぬ努力の賜物でもあるだろう。地道なレッスンの積み重ねを素晴らしいパフォーマンスに昇華させた、見応えのあるライブだった。
 
僕が見たかった青空『BEEEEM FES vol.1』
 
僕が見たかった青空『BEEEEM FES vol.1』セットリスト
僕青チャイム
M1 空色の水しぶき
M2 好きすぎてUp and down
M3 恋は倍速
MC
M4 臆病なカラス
M5 スペアのない恋
M6 初めて好きになった人
MC