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アップアップガールズ(仮)、アップアップガールズ(2)らが多彩なステージをお届けーー『アップアップガールズ(フェス)2025』開催
2025.12.01 14:02
『アップアップガールズ(フェス)2025』
YU-Mエンターテインメント所属のアイドルグループ、アップアップガールズ(仮)、アップアップガールズ(2)、アップアップガールズ(プロレス)、UP UP NEW AGE ネオアゲが一堂に会す毎年恒例のライブイベント『アップアップガールズ(フェス)2025』が、11月30日(日)に東京・LIQUIDROOMで開催された。
 
今年5月に前体制を終了したのち、青柳佑芽を中心に新メンバーの北川未奈、石川万鈴が加わり、さらに9月に小野田あやさ、松永ちとせが加入。本格的な新体制をスタートしたばかりのアップアップガールズ(仮)(以下、アプガ(仮))。
今年6月から高萩千夏、鍛治島彩、島崎友莉亜、新倉愛海の4人体制で活動し、オーディションから選ばれる新メンバーとともに、12月29日にZepp DiverCity(TOKYO)で行なわれるワンマンライブ『にきちゃん大勝負っ!! in Zepp DiverCity(TOKYO)』に挑むアップアップガールズ(2)(以下、にきちゃん)。アイドルとプロレスの二刀流でワールドワイドに大活躍する、渡辺未詩、らく、鈴木志乃、高見汐珠からなるアップアップガールズ(プロレス)(以下、アプガ(プロレス))。魅力たっぷりなアプガ3姉妹に、3月にスタートしたアップアップガールズ養成機関となる新プロジェクト、UP UP NEW AGE ネオアゲ(以下、ネオアゲ)が加わる形で、2025年度の『アプガ(フェス)』は行なわれた。個々のグループのステージはもちろんのこと、『アプガ(フェス)』名物のスペシャルコラボあり、さらには新曲や新衣装のお披露目に新たなライブの発表もありと盛りだくさんの濃密さ。そして、にきちゃん新メンバーオーディションの合格者、兵頭美波、今田花琳、ネオアゲのMIREI改め藤永みれいの3名の加入発表と、メンバー7人の新体制にきちゃんの初ステージが行なわれるなど、約3時間半に渡るボリュームたっぷりな熱いライブがくり広げられた。
 
 
会場に大勢の観客が集まる中、オープニングアクトとして鍛治島が楽器を抱えステージに登場。鍛治島四重奏と銘打ち、リコーダー、ピアニカ、ラムネのホイッスル、タンバリンを全身を駆使して演奏するという、すごいけどシュールな熱演に観客は大きな拍手を送る。続いてのネオアゲは、1期生のRURINA、10月に新たに加わった2期生のNANAMIとMIREIの3人で、にきちゃんの「Sun!×3」を元気いっぱいにパフォーマンスし観客を湧かせまくった。
 
熱気高まる会場に全アプガメンバーが勢揃いし、アプガ全員曲「上へ、未来へ」を歌唱。元気いっぱいのパフォーマンスで『アプガ(フェス)』は開幕した。
 
グループのライブの先陣を切るのはアプガ(仮)。青柳、北川、石川、小野田、松永のメンバー5人は色鮮やかな新衣装に身を包み、新体制アプガ(仮)を見せつけるべくパワー全開で「アッパーレー」を披露。気合いの入ったパフォーマンスで、LIQUIDROOMは早くも激アツ空間へ。「バレバレI LOVE YOU」で可愛い姿を見せたアプガ(仮)は、「愛愛ファイヤー!!」で情熱的な歌とダンスを見せ観客のボルテージをさらにアップさせる。
新体制アプガ(仮)はとにかく前進するエナジーが強力。青柳が“『アプガ(フェス)』いよいよ始まりましたー! アプガ(仮)のライブ楽しいですかー! いっぱい汗かいてますかー!ってことはタオル持ってますかー!”と観客を煽り、「アップアップタイフーン」で会場全体でタオル回しの大盛り上がり。「全力!Pump Up!!」で筋力全開のステージを展開し、アッパーチューン「チョッパー☆チョッパー」では観客と灼熱のコール&レスポンスをくり広げた。
 
ここでアプガ(仮)は新体制初楽曲となる新曲「ATTENTION未来」を初お披露目。「ATTENTION未来」はきらびやかなシンセやピアノが躍動するカッコよさ全開のダンスチューン。未来へ向かう前向きな思いを宇宙規模で歌唱すると、観客は大きな歓声を上げて盛り上がった。
 
アプガ(仮)のコーナーが終わり、彼女たちがにきちゃんを呼び込むとコラボコーナーがスタートする。2組によるディスコチューン「アッパーディスコ」は、荒々しくもグルーヴィという斬新さとなった。
ここからは、この日限りのスペシャルコラボが展開されていく。各グループの担当カラー・ピンクのメンバー、高萩、渡辺、北川がミディアムチューン「今日だけは逢いたくないよ」を歌唱する。続けて、熱烈なアイドルファンである高萩、鍛治島、渡辺、鈴木、青柳、松永がそれぞれ推しグッズを身につけ、推しラブ全開の「推してso precious(尊い)days」を披露。鍛治島、らく、鈴木、石川は「パーリーピーポーエイリアン」で観客とともに宇宙人ダンスをくり広げる。歌唱力に定評のある島崎とRURINAは「Lovesick Device〜策略〜」で切ない恋心を感情を込めて歌唱。バウンシーなナンバー「Heartbeat」では、高萩と新倉が歌唱し、小野田と松永がダンサーとなって、セクシーでカッコいいパフォーマンスを見せつけた。
 
次は、アップアップガールズ(プロレス)のステージ。らく、渡辺、鈴木、高見のメンバー4人は、「stand up!恋の証明」で観客とともに拳を突き上げポップに盛り上がり、「Rxck it Nxw!」では歌とラップと攻めのサウンドでカッコいいアプガ(プロレス)をアピール。一転して可愛いポップナンバー「瞬間・あいどるメモリアル!」で、キュートに弾ける姿を見せた。
カラフルな楽曲で楽しませるアプガ(プロレス)は、ポップな自己紹介ソング「カワツヨチャレンジャー」を笑顔で歌唱し、キャッチーな「ラビュモット!」でさらに観客の心を掴んでいく。

鈴木が“なんと次は新曲になります! この曲は、聴いてると甘い食べものがめちゃめちゃ食べたくなってくる曲なんですよ。どんな曲だと思いますか? みなさん、歌詞も振りもぜーんぶ楽しんでください!”と語ると新曲「シュガハイ!」が初披露される。ヘヴィなギターがうなる疾走するメタリックナンバーで、観客は“オイ!オイ!”の歓声を上げ怒涛の盛り上がりを見せていく。すでに暴走機関車状態のアプガ(プロレス)は、「Road to the ネクステージ!」でさらに会場をヒートアップさせ、とどめと言わんばかりにデビュー曲「アッパーキック!」を投下。アプガ(プロレス)と観客はぶっちぎりのテンションで、白熱の音楽バトルを繰り広げた。
 
もはや熱気しかない状態となった『アプガ(フェス)』は、ここから再びコラボコーナーに入る。アプガ(プロレス)がアプガ(仮)を呼び込むと、ヤマモトショウが手掛けたアプガ(プロレス)楽曲「ベイビーフェイス」を、2組でキュートに歌唱し観客をメロメロにした。

ここで、アプガ(プロレス)最年少・高見のユニット曲が2曲歌唱される。高見は新倉とともに、友情の美しさを歌うダンスポップナンバー「きゅるんせいしゅんはっくしゅん」を披露。続けて高見は島崎とともに歌謡ロックナンバー「day by day」をノリノリで歌唱した。そして、高萩、鍛治島、らく、渡辺の2017年デビュー組の同期4人がステージに並ぶ。鍛治島が“私たちは『アプガ(フェス)』全部出てます! 皆勤賞です! みんな、この曲で盛り上がっていきましょう!”と語り、アプガ(仮)の必殺ナンバー「アッパーカット!」を披露する。アプガ魂を継承し続ける彼女たちは、全観客とともに渾身のアッパーカットをブチかます。そして高萩、島崎、石川、松永がステージに並び、アプガ(仮)の大名曲「セブン☆ピース」を歌唱し、愛と平和の大切さを観客に歌とダンスでしっかりと伝えた。
 
まだまだアプガメンバーの勢いは止まらない。アプガ(仮)、にきちゃん、アプガ(プロレス)がステージに並ぶと、和メロのアゲアゲナンバー「Up!Guts!!」をドロップ。サビの“アプガッ!アプガッ!”を会場全体でシャウトし、LIQUIDROOMは灼熱のアプガの宴空間となった。
 
いよいよライブも後半戦というタイミングで、9月から開催されていたにきちゃん新メンバーオーディションの合格者がリーダーの高萩から発表される。厳正な審査を経て新メンバーの座に着いたのは、兵頭美波(ひょうどう みなみ)、今田花琳(いまだ かりん)、ネオアゲのMIREI改め藤永みれい(ふじなが みれい)の3名。

兵頭は“千葉県出身、22歳の兵頭美波です。担当カラーは赤です。よろしくお願いします!”、今田は“静岡県出身、22歳の今田花琳です。担当カラーは黄色です。よろしくお願いします!”、藤永は“神奈川県出身、藤永みれいです。担当カラーは紫です。よろしくお願いします!”と、にきちゃん新メンバーとしての第一声を上げる。

そして、観客に向かって“私たち、にきちゃんです! よろしくお願いします!”と7人の新体制アップアップガールズ(2)としての最初の挨拶を行ない、大きな拍手が湧き起こった。

新メンバー3人は改めてコメントを求められると、藤永は“ステージに立つまで、正直私でいいのかな?って不安だったんですけど、みなさんがおめでとうって温かく向かい入れてくれて、このグループに入れてすごくよかったなって思ってます”、兵頭は“私は長年アイドルさんが大好きで憧れ続けてきた舞台だったので、こんなに素敵なグループの一員になれたことをホントに幸せに思います。頑張ります!”、今田は“私は、以前ヲタク兼マネージャーをしていました。フロアで観ている側だったので、毎日毎日、自分もアイドルになれる日が来るのかな?って気持ちがあふれそうになりながらお仕事を頑張っていました。今日、にきちゃんでスタートすることができてうれしい気持ちでいっぱいです(泣)”と素直な思いを口にした。

そして、会場の観客の前で特技披露を見せる展開へ。藤永は身体の柔らかさを活かしてその場でブリッジを行なう。そして“今の私の気持ちをちょっと話させてください。私はネオアゲに加入させていただいて、約1週間後にこのオーディションの最終選考のご連絡をいただきました。まだ慣れてないネオアゲの活動とこのオーディションを並行していく中で、自分が思うようにできない部分があってすごく悩んだこともありました。でも、そのぶん自分が足りてないものに気づけたり、自分を見つめ直す大事な機会になりました。その両立ができたことはすごくありがたかったなって今でも思ってます。私はまだアイドルとして未熟ですけど、これからも何ごとも全力で取り組んでいき、Zepp DiverCityではもっと成長した姿をみなさんにお見せできるように頑張ります! そして、いつか先輩方やファンのみなさんに「みれいがにきちゃんに入ってくれてよかった」って心の底から思ってもらえるように精いっぱい頑張ります!”と涙ながらに語った。

兵頭は“お絵描きが好き”という特技を活かし、手描きイラストを手にしながら自己紹介を行なう。その中で“私の誕生日は12月31日の大晦日です”“今22歳で新卒でアパレルで働いていたんですけど、昨日退職して今日からアップアップガールズ(2)になりました”など語っていく。最後に“私はリボン結びがとっても上手なんですが、衣装にたくさんリボンを付けていただいたので、これから可愛さマシマシで頑張りたいと思います!”と可愛くアピールした。

そして今田は一輪車に乗ってステージに登場。“私の特技は一輪車です。世界大会の出場権を獲得したことがあります”“私は一輪車のパフォーマンスを通してにきちゃんの楽曲をたくさんの方にプレゼントしたいです。まだ歌もダンスも未熟なんですけど、かりんのアイドルの伸びしろは(一輪車で♾️を描きながら)無限大です!”と本格的な一輪車ライディングを見せ、会場中のどよめきと拍手を誘った。


高萩は“この新体制で12月29日Zepp DiverCityに挑みたいと思います。超ギラッギラのキラッキラのにきちゃんで、アイドル界の先陣切って盛り上げていけるように気合い入れてガンガン盛り上げていきます! みなさん、ぜひにきちゃんの応援よろしくお願いします!”と声を上げ、メンバー7人で“よろしくお願いします!!”と観客にお辞儀をすると、会場は大きな拍手に包まれた。
 
 
 
ここからは、新体制に向けて、Zepp DiverCity向けて闘志を燃やす現体制4人のにきちゃんのステージ。高萩、鍛治島、島崎、新倉のメンバー4人は、つんく♂が手掛けたダイナミックなナンバー「Be lonely together」をパワフルにパフォーマンスし、「ぱーれぇ〜」では観客とともに踊りまくる。

元気いっぱいのにきちゃんは、11月18日に配信リリースされたばかりの最新曲「エンドロールのその先へ」を披露し、新たな物語が始まる希望感を観客に届ける。和メロのアゲ曲「Dong-Dong-Dong!!!!!!!!」で会場は爆発力高めのお祭り騒ぎとなり、デビュー曲「二の足Dancing」の投下で観客はすさまじいの盛り上がりとなった。

にきちゃんは暑すぎた今年の夏を想起させるかのように「ナツメグ」を歌唱し、「ビリーバー」でどんなことがあっても負けない強い気持ちを観客に訴える。そして、会場がひとつになって“I wanna be one love!”の歌詞をシャウトした。

MCタイムで高萩が再び新メンバーをステージに呼び込むと、「l♡co day! l♡ve day!」で新体制初パフォーマンスを見せる。熱さとフレッシュさが交差するステージを、観客は全力の大歓声で応援した。
 
盛りだくさんな『アプガ(フェス)』もいよいよラストスパート。にきちゃんの先輩メンバー4人はアプガ(プロレス)をステージに呼び、爆アゲナンバー「ギリギリバーニング」を披露しフロアをさらに灼熱化してしまう。
 
超汗だく状態のにきちゃんとアプガ(プロレス)のもとに、アプガ(仮)とネオアゲが駆けつけると、『アプガ(フェス)』の名物ソング「ラッキーちゃんはラッキーピーポー」の歌唱タイムへ。この曲の歌唱権はくじ引きや、じゃんけんで決めることになっているのだが、今年は、新倉、青柳、小野田、北川、RURINAがラインナップ。彼女たちはラッキーを連呼するトンチキソングで、LIQUIDROOMをさらなるクレイジーワールドへとチェンジしてしまった。
 
怒涛の『アプガ(フェス)』のラストを飾るのは、アプガ(仮)、にきちゃん、アプガ(プロレス)に、にきちゃん新メンバーも加えてのアプガ全員曲の新曲「手を繋ごう」の初披露。「手を繋ごう!」は、軽快なソウルフレイバーのサウンドで友だちや仲間への愛情を伝えるハートフルでピースなナンバー。会場に“大好きだよ!ずっと一緒に行こう!”というメッセージが響き、心地いい一体感でライブはフィニッシュとなった。 
最後は、アプガ(仮)、にきちゃん、アプガ(プロレス)、ネオアゲがステージに勢揃い。告知タイムでは、にきちゃんが12月29日Zepp DiverCity、アプガ(プロレス)が来年2月3日の赤羽ReNY alphaでのワンマンを告げる。するとアプガ(仮)メンバーがステージ上でスマホを囲み驚きながら来年1月31日に原宿RUIDOで新たなワンマン開催をサプライズで知り、そして観客へワンマン開催を発表するという展開に。2025年の『アプガ(フェス)』は、怒涛の楽しさと熱さと驚きに満ちた状態でハッピーに締め括られた。
 
今年の『アプガ(フェス)』は、各グループの新たな魅力がしっかりと伝わる公演となった。フレッシュな顔ぶれとなったアップアップガールズは、ライブでファンの心を掴むアイドルとしてこれからも進化を続けていく。アプガ(仮)、にきちゃん、アプガ(プロレス)、ネオアゲの今度の動向にぜひ注目して欲しい。