
<HzMe 1st ONEMAN LIVE『ATTUNE』>
6人組アイドルグループのHzMeが、11月2日(月)にSHIBUYA STREAM HALLにて<HzMe 1st ONEMAN LIVE『ATTUNE』>を開催した。
2026年5月10日に開催されたデビューライブから約半年。ソールドアウトで迎えた本公演は、著しい成長を遂げた6人が、グループの世界観をより強固に映す一夜となった。
穏やかで力強い旋律に誘われながら、水面をゆっくりと歩くようにメンバーが1人ずつステージへ。やがてメロディが周波数を刻むように高ぶっていくと、早川渚紗のふいをつくような口火から「First Hertz」が狼煙を上げた。
勢いを保って鳴り響いた「アイニー」では、新衣装のベレー帽をかぶった藤井優衣が“ここには孤独なんてないよ。全員で愛すべき場所を作っていきましょう!”と叫ぶ。
そのまま6人は、トップスピードで「BPM」「ノノノイズ」を駆け抜ける。オリジナルのダンスパートでは、伊波凛が特技のアクロバットで会場を沸かせた。勢い止まらぬメンバーは、デビューライブでの披露以降、HzMeの存在を知らしめてきた「行方不明」を堂々とパフォーマンス。続く「Halo」「encore」では、それぞれが半年で磨いた歌唱力をフロアへ差し出した。
7曲を終えてようやくMCに入ると、早川渚紗が“今日ここにきてくれたあなたに、1番届けたい音があります”と呟く。それは、初披露の新曲「いつかを追い越して」が始まる合図だった。不安も怖さもすべて引き連れていくメッセージは、“弱い人の隣に立つ”というHzMeの存在意義と響き合っていた。
間髪入れずに「8月32日」。原曲よりも情熱的にポエトリーを紡いだメンバーたちは、続く「アンチシンデレラ」でセンチメンタルに明るい世界観を描く。そして流れ出したのは、デビューライブのラストで初披露された「メランコリック」だ。6人とともに夏を乗り越えたこの曲は、フロアと拳を熱く交わし合う、HzMeに欠かせないナンバーへ成長していた。
ここで6人の手に、両手でも抱えきれないほどの告知用パネルが3枚渡される。<1枚目は、年末感謝祭 東阪TOUR 2026『SERENDIPITY』>の開催決定。2枚目は、2027年5月の1stシングルリリース。そして3枚目には、2027年5月31日に<HzMe 1st ANNIVERSARY ONEMAN LIVE>を開催する知らせが。行く先を照らすようなサプライズの連続に、メンバーは観客と喜びを分かち合った。
1人ひとりが今日の感想を伝えたのち、藤井優衣が『ATTUNE』に込めた意味を明かした。それぞれの周波数を持つ人たちが、会場で重なり合い、共鳴する。いまここにいる全員をひっくるめてHzMeなのだと、誇らしげな表情で言い切った。
終演が近づく。伊波凛が“明日もみんながありのまま、本当の自分で過ごせますように”と願うと、彼女の独唱から「ホントノジブン」へ。リリックビデオが公開されたばかりのこの1曲には、弱さを隠さないHzMeそのままのメッセージが込められていた。歌い終えた6人は、表情をほころばせたまま深々とお辞儀をし、ステージを去った。
観客の熱いアンコールに応えて戻ったHzMeは、改めて「First Hertz」を届ける。1曲目より晴れやかな笑顔で歌いきり、メンバーの力強い“O-EASTで会いましょう!”の声が会場に響き渡ると<「HzMe 1st ONEMAN LIVE『ATTUNE』>は幕を閉じた。
この日は6人から、関わった人たちへの感謝がくり返し伝えられた。今から聞こえてくるのは、孤独だった周波数を重ね合いながら、1周年へと歩むたくさんの足音だ。