インタビュー
市川美織×早川博隆×カンナギマロ【プロデューサー鼎談】アイドルを育てる、その覚悟「みんなの人生を預かっている」
2026.09.02 12:01
 
早川博隆
 

3組とも観てほしい!(早川)

 
――今のアイドルシーンを見ていて、自分たちのグループの強みはどこにあると思いますか?
 
市川 フレッシュさですね。いろいろなアイドルさんを見ていると、FRESH CHARMは少し雰囲気が違うなと思っていて。王道の可愛い系でもなければ、今っぽい地雷系でもない。まだ素人とアイドルの間くらいというか、その絶妙な立ち位置がFRESH CHARMらしさなのかなと思っています。これからもあまり芸能界に染まってほしくないというか、この“間”で居続けられたら強くなれると思います。
 
――あまり慣れすぎない方がいいと?
 
市川 私はそう思っています。慣れて何でもこなせるようになると、どうしても新鮮味がなくなってしまうので。私自身、生きていく上で好奇心をすごく大切にしていて、“とにかく新しいことに挑戦してみよう”という気持ちを持っています。だからメンバーにも、歌い方やダンスを“こうしておけばいい”と決めつけてほしくなくて。共演する人や環境が変われば、自分自身も変わっていくと思うので、どんなライブでも新鮮な気持ちを大切にしてほしい。もちろん、表舞台に立つ以上はプロとしての意識を持ってほしいですが、慣れから生まれる“こうしておけばいいんでしょ”という感覚を持ってほしくなくて。そのプロ意識とフレッシュな気持ちの“間”にいることが、今のFRESH CHARMには合っている気がします。実際、周りの方の意見を聞いていても、そこに新鮮さを感じて応援してくださっている方が多いのかなと。地下と地上の間というか、その絶妙な場所を彷徨い続けられたら、ずっと続けていけるんじゃないかなと思っています。
 
――ツキナミはいかがですか?
 
カンナギ ツキナミは、やっぱりライブでの爆発力が強みだと思っています。もちろん顔もすごく可愛いのですが、ライブや曲が良いと言っていただけることが多いので、まだまだ改善点はありますが、そこをどんどん強みにしていけたらと思います。メンバー自身もライブに対してすごくストイックで、常に練習していますし、練習しすぎておかしくなっている時があったので、“練習しなくていいよ”と言ったこともあるくらい(笑)。ライブにかける情熱がかなりあるので、その気持ちをもっとパフォーマンスに落とし込んで、表現できるようになっていってもらえたらいいなと思います。楽曲もこれからいろいろなものに挑戦していきたいですし、いつか早川さんにも書いていただけたら……(笑)。
 
早川 もう今すぐにでも!
 
――STARNOTEはいかがですか?
 
早川 音楽が軸ということもあるので、まずは楽曲なのですが、それを表現する力で変わるじゃないですか。まだ気合いが入りきっていなかったり、少しブレがあるので改善できたらと思っています。プロデューサーのパワーが足りないところも……。
 
市川 そんなことないですよ。メンバーを選ぶ時は、何を重要視していましたか?
 
早川 逆に何を見ていました? 
 
カンナギ 私はマインドと声ですね。メンバーそれぞれ、バラバラな声にしたいと思っていたので。
 
早川 好みの声を並べるというわけではなく?
 
カンナギ はい。オーディションを通して、最近の子は本当に歌がウマいなと思ったんです。ただ、みんな歌い方が似ていて、そこが逆に難しくて。私は歌のウマさ以上に、下手でもいいから面白い声が欲しいと思っていたので、声を重視して、それぞれ違った声を持つ6人を選びました。
 
早川 市川さんは?
 
市川 私は心ですね。個人的にアイドルでは、上手下手はあまり関係ないと思っていて……やっぱりアイドルは愛されなきゃいけないんです。応援してくださる方はもちろん、スタッフさん、運営が1番のファンにならなきゃ応援してもらえません。そうでないと、その子を売ろうという気にならないじゃないですか。自分自身をちゃんと愛せる子、そして私もその子たちをちゃんと愛せるかというところを大切にしていました。だから、最終的にはフィーリングですね。私自身、お芝居のオーディションを受けることがあるんですけど、“今日はウマくできた”と思った時ほど受からなかったり、逆に“今日はダメだったかも”と思った時に次へ進めたりして、何を基準に選んでいるのかずっと不思議だったんです。以前、オーディションをする側になった時に、プロデューサーさんに“どこを見たらいいんですか?”と聞いたら、“もうフィーリングだよ”と言われて。何百人も見る中で、気になったら丸をつける。そのくらい直感的なものなんだと知りました。実際に自分が選ぶ側になってみると、話している時の雰囲気や話し方から伝わってくるものがあるんです。“よそ行きの感じだな”とか、“私を信頼して来てくれたんだな”とか。
 
早川 僕もわりと近いかもしれない。プロデュース側が、時間もお金も投資するわけじゃないですか。全部を投資するから、そういう意味で“一緒にやっていけそうだな”っていうのがまず前提にありました。その上で、声や顔を見るんですよね。
 
――みなさんがプロデュースしている3組は、9月15日(火)開催のライブイベント<BEEEEM FES vol.10 -New Generation->に出演します。
 
早川 やっぱり3組とも観てほしい!
 
市川 そうですね。それぞれ違いますから、全組をしっかり観てほしいです。
 
早川 ファンのみなさんって、推しを共有することも多いと思うので、3組のファンが仲良くできたら良いなと思います。
 
市川 現場に出ていると、共演するアイドルやファンの方もだんだん顔見知りになっていくじゃないですか。私も、アイドル同士が“久しぶり”と話していたり、ファンの方同士が“今日もいましたね”“お疲れさまです”と挨拶している光景がすごく好きです。だから、この3グループもそれぞれ活動していく中で、“またこの現場で会いましたね”と言えるような顔見知りになっていったら素敵だなと思います。それぞれに違った良さがあるので、ぜひ3グループとも観てほしいですし、今回のプロデューサーの話を読んでからライブを観ると、また違った見え方がするかもしれないですね。
 
カンナギ デビューの時期が一緒なので、ファンの方はもしかしたら“うちのグループは負けないぞ”ってバチバチモードで来てくださるかもしれないんですけど、個性がバラバラな3組なので、“このグループでは、この子が好き”っていう推しを各グループ1人ずつ見つけていただけたら、一緒に大きくなっていけるんじゃないかなと思います!
 
市川 本命さえ決めていれば、推しは何人いても良いですからね。
 
カンナギ 推しは増やすものですよね。
 
市川美織、早川博隆、カンナギマロ
 
 
■プロフィール
市川美織(いちかわ みおり)
2010年にAKB48の10期生として加入し、のちにNMB48へ移籍。2018年のNMB48卒業後は、俳優、モデル、タレントとして幅広く活躍。Night Tempoプロデュースのユニット・FANCYLABOのメンバーとしても活動する。2026年、アイドルグループ・FRESH CHARMを立ち上げ、プロデューサーを務める。

早川博隆(はやかわ ひろたか)
作曲家、編曲家、音楽プロデューサー。株式会社Rebrast代表取締役。AKB48「Teacher Teacher」、乃木坂46「帰り道は遠回りしたくなる」、CUTIE STREET「かわいいだけじゃだめですか?」などを手がける。2026年、アイドルグループ・STARNOTEを立ち上げ、プロデューサーを務める。

カンナギマロ(かんなぎ まろ)
2004年にハロプロエッグへ加入し、2009年にスマイレージ(現アンジュルム)の初期メンバーとして活動を開始。2015年の卒業後は、作詞家としても活動。2020年、巫まろ名義でZOCに加入し、2024年に脱退。現在はアイドルグループ・ツキナミのプロデューサーを務める。
 
<BEEEEM FES Vol.10 -New Generation->



<BEEEEM FES Vol.10 -New Generation->

日時:2026年9月15日(火)OPEN 15:30 / START 16:10
会場:SELENE STUDIO SELENE b2

■チケット
前方¥7,000
一般¥3,500
当日¥4,000

一般販売:8月30日(日) 20:00〜9月14日(月) 23:59

【出演】
RiNCENT#、美味しい曖昧、Root mimi、STARNOTE、ツキナミ、FRESH CHARM、ファーストプレイリスト、17秒前の瞬きに光を、COLOR of COLOR、Sophià la Mode、AOSTARIA

チケットページ:https://w.pia.jp/t/beeeemfes/

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