『しらぬひ』は、『君の名は。』『すずめの戸締まり』などを手がけたアニメーションスタジオ・コミックス・ウェーブ・フィルムが新たに贈る短篇アニメーション映画。ギャガ配給にて、新宿バルト9ほか全国で順次公開中。
本作は、先日発表された第31回釜山国際映画祭への出品に続き、1968年の創設以来、世界中のファンタジー、ホラー、SF作品が集結する世界三大ファンタスティック映画祭の1つとされるシッチェス・カタロニア国際映画祭に選出された。
シッチェス・カタロニア国際映画祭では、2016年に新海誠監督の『君の名は。』が出品され、アニメーション部門最優秀長編作品賞を受賞。そのほか、『未来のミライ』(細田守監督)、『犬王』(湯浅政明監督)、『君たちはどう生きるか』(宮崎駿監督)、『きみの色』(山田尚子監督)など、日本のアニメ映画界を代表する作品が上映されてきた。
今回『しらぬひ』が出品される「スペシャル・スクリーニング」は、映画祭の特別企画や注目作品を紹介する公式プログラムの1つ。本作が現地の観客にどのように受け止められるのか、期待が高まる。
主人公・湊役を務めたあのは、今回の出品決定について、“僕が演じさせていただいた「湊」という少年の境遇ややり切れなさを、日本を超えて世界で共有することはすごく意味のあることでもあり不思議な感覚でもあり、同時に自分自身が全力で挑んだお芝居をどんなふうに見ていただけるのか、背筋が伸びる想いです”とコメントを寄せている。
監督は、本作が商業アニメーション映画初監督作となる新鋭・片野坂亮。スーパーの鮮魚コーナーで働く傍ら、フリーの映像作家として実写映画やアニメーション作品の自主制作を続けてきた手腕がコミックス・ウェーブ・フィルムに認められ、抜擢された。同スタジオが培ってきた繊細な映像表現と、片野坂監督の感性が交差し、美しさの奥に残酷さが潜む物語が誕生した。
あの コメント
僕が演じさせていただいた“湊”という少年の境遇ややり切れなさを、日本を超えて世界で共有することはすごく意味のあることでもあり不思議な感覚でもあり、同時に自分自身が全力で挑んだお芝居をどんなふうに見ていただけるのか、背筋が伸びる想いです。
この作品を少しずつ多くの方に届けられていることが嬉しいです。引き続きよろしくお願いします。
片野坂亮監督 コメント
私たちの『しらぬひ』は、日本の片隅にある、ひとつの家族の物語です。
人を想うことの温かさや難しさ、近くにいるからこそ生まれてしまうすれ違い。そうした人の心の揺らぎを、この作品では描こうとしました。
言葉や文化を越えて、作品に込めた想いがどのように受け止められるのか。
作品が自分たちの手を離れ、遠くの人々へ届いていく。この実感もまた、映画を作る喜びのひとつなのだと、今まさに感じています。
■ストーリー
『しらぬひ』
公開日:2026年8月21日(金)新宿バルト9ほか全国にて公開中
出演:あの / 花澤香菜 / 三木眞一郎
原作・脚本・監督・作画監督:片野坂亮
音楽:梅林太郎
主題歌:青葉市子「しらぬひ」(hermine)
美術監督:小林海聖
色彩設計:山本智子
撮影監督:津田涼介
制作プロデューサー:濱﨑周平
プロデューサー:新井修平
アニメーション制作:コミックス・ウェーブ・フィルム
製作:しらぬひ製作委員会
配給:ギャガ
2026年 / 日本 / カラー / ビスタ / 5.1ch / 36分