今年で10年目という節目となった今回は、会場を有明へ移し、メインとなるSGCホール有明を中心に4会場で開催。ライブシーンを彩る人気グループからネクストブレイク候補まで、90組以上のアイドルが集結し、六本木アイドルフェスティバルならではの企画や、熱いライブをくり広げた。
本記事では、7月26日にDREAM STAGEに出演したfav meのライブレポートをお届けする。
撮影:河邉有実莉
6人の表情が引き締まり、一転スピード感あふれるダンスを繰り出して曲間をつなぐと、再び表情が一変。笑顔で「ギュッてして!」へとなだれ込む。ここでは可愛らしくもはつらつとパフォーマンス。中間部のコミカルな台詞のやり取りは川岸が澪川の代役を務め、中本こまりとともに可愛らしさを振りまいた。また、丸山蘭奈が満面の笑みでダイナミックに歌い踊っていたのも印象的。全身でこの曲の楽しさを表現しているようだった。
迫力満点のパフォーマンスで魅せた「蒼のラブレター」の続き、インターミッション的なインストパートでは、瀬乃まりんが大きなジャンプをきめて会場を沸かせるなど、1人ずつ見せ場を作ると、「ケーキを食べればいいんじゃない!?」へ。可愛らしくも賑やかなに歌い踊ったかと思えば、やはり随所でシャープな動きを繰り出し、さらには動きに緩急をつけてしなやかさを際立たせるなど、変幻自在に観客を魅了していった。
瀬乃が「一緒に夏、始めてくれますか?」と語りかけて始まった新曲「君と私の夏」は、ポップなサウンドに乗って弾むようにパフォーマンス。可愛らしい仕草なども交えて観客を虜にしていく。最後はキュートな表情で指をさすポーズを決めると観客は完全にノックアウトといった様相で大きな歓声が上がった。
「Trust me」のイントロが鳴り響くと、彼女たちはクールでスタイリッシュなfav meへと変貌。ちょっとセクシーな表情も浮かべながらエモーショナルに歌い踊った。
小野寺梓が“夏の思い出を一緒に作ってください!”と声を上げて「アストラ」が始まると、その声をきっかけに観客は大沸騰。そんな中、6人はさらに感情を込めて歌い、激しく踊る。それに呼応するようにフロアでペンライトが激しく打ち振られて、ライブは幕を閉じた。
シームレスで止まることなくパフォーマンスを続けるのがfav meのスタイルだが、その中でさまざまな場面を描き出し、可愛らしさ、楽しさ、カッコよさ、熱さと自分たちの多彩な魅力を表現していく手腕は見事なもの。しばしば“ジェットコースターのよう”だと比喩されるが、まさにその言葉通り、めくるめく展開で観ているこちらの感情を揺さぶるライブだった。