ライブは正午の開演とともに、最新曲「Fortune World」からスタート。アップテンポで前向きなメッセージを持つこの楽曲に、会場からは大きなコールが巻き起こり、開演直後からフロアの熱量は一気に高まる。続く「美しきランプライト」では、傷ついた心に寄り添い再び歩き出す勇気を描いた世界観が広がり、序盤からToi Toi Toiの“今”を象徴する流れが提示された。
中盤では「I FOR YOU」「HAPPY CLIMAX」と、これまでのライブでもファンとともに育ててきた楽曲を連ね、会場との一体感を深めていく。「Cosmetic☆Cosmos」では軽やかなダンスときらめく表情で空気を変え、「Toi Toi Toi」ではグループ名を冠した楽曲らしく、これまでの歩みと誇りを感じさせるステージを披露した。
後半に入ると、「オトナヒロイン」「I LOVE ME」と続き、それぞれの楽曲に込められた“自分らしく生きる”というメッセージが、年末という節目のタイミングと重なり、より強く胸に響く。さらに、オーディション番組『Dark Idol』合宿の課題曲でもあった「Movin’on」では、デビュー前から積み重ねてきた努力と成長を感じさせる、力強いパフォーマンスを見せた。
公演のラストを飾ったのは、Toi Toi Toiのデビュー曲「涙のストーリーテラー」。闇を抱えながらも前を向いて進んできた彼女たちの原点とも言えるこの楽曲を、メンバーは1音1音噛みしめるように歌い上げ、デビューイヤーを無事に完走できたことへの感謝をファンに伝えた。ステージに立つメンバーの表情からは、2026年1月5日に控える新体制お披露目公演へ向け、グループとしてさらなる高みを目指す強い決意が感じられた。
MCでは、今回の『年末大感謝祭』という公演タイトルにちなみ、セットリストについても言及。リーダーの谷屋杏香から“最新曲から始まり、これまでの軌跡を辿るような順番を意識した”と語られ、1年間の活動を振り返りながら、ファンと想いを共有する構成であったことが明かされた。
さらに、今後のグループに関する新情報も発表。新体制への移行に伴い、一部メンバーのメンバーカラーが変更となることが橋本萌花の口から告げられると、会場からは驚きの声が上がり、新章への期待感が一気に高まった。また、本公演をもって星野ティナが現体制での活動を一区切りとすることも改めて伝えられ、会場は温かい拍手に包まれた。
年内ラストライブ、そして星野ティナの現体制ラストステージという二重の意味を持った『Toi Toi Toi 年末大感謝祭 2025』。感謝と決意が交差するこの公演は、Toi Toi Toiが次なるステージへと進むための、大きな節目となった。
■セットリスト