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ReoNa、Hikaru、Suupeas、三者三様の音楽が響く【<animate Theater LIVE 2026 ~summer~>DAY1レポート】
2026.09.25 19:36
アニメやライブ、イベントとの新たな出会いのきっかけを生み出すことをコンセプトに掲げる『AOM(animate opportunity meeting)』が主催するライブイベント<animate Theater LIVE>。年4回の開催を予定している本イベントの夏公演<AOM presents「animate Theater LIVE 2026 ~summer~」>が、8月29日(水)・30日(木)の2日間にわたり、東京・アニメイト池袋本店B2Fのアニメイトシアターで開催された。
 
8月29日(土)のDAY1には、Suupeas、Hikaru、ReoNaが出演。初出演の喜びを伝えたSuupeas、バンドとともに多彩なサウンドを聴かせたHikaru、そしてデビュー8周年当日にステージへ立ったReoNaと、それぞれに特別な意味を持つ1日となった。本稿では、そのDAY1の模様をレポートする。
 
 

パジャマ姿で届けたSuupeas流の“おはよう”と“おやすみ”

“Suupeas、おはよう!”。鐘の音と観客の声で目を覚ましたかのように姿を現したのは、ボーカリスト・ひなぷ(武田雛歩)と、ギター、DJ&サンプラー担当のはるぽんからなるSuupeas(すーぴーず)。
 
パジャマにヘアバンドという“お昼寝系ユニット”らしい装いでステージに登場すると“おはよう、Suupeasです!”と元気いっぱいに挨拶。「いんとろだくしょん〈酩酊〉」を合図に<animate Theater LIVE 2026 ~summer~>DAY1がスタートした。
 
 
ゆるく、ふわふわとした2人の佇まいとは裏腹に、鳴らされるのは勢いのあるボカロライクなロックナンバー。「睡眠地下潜(もぐ)どってん!!釈明」「あともうちょっとだけねんねさせて!」で“後ろも声、出していきますよ!”と呼びかければ、客席にはネオンカラーのペンライトが揺れ、早くも大きな声が返ってきた。
 
初めてSuupeasを観る観客も多い中、“私たちはお昼寝をコンセプトにした音楽ガールズユニットです”と改めて自己紹介。Suupeasは今回が<animate Theater LIVE>初出演。2人とも春公演に遊びに来ていたそうで“「いつか絶対出演したいね」って話していたので、今日こんな素敵な景色が見えて本当に嬉しいです”とひなぷが喜びを伝える。さらに館内で流れていた告知動画でも2人がナレーションを務めていたと明かすなど、アニメイトシアターへの思いを語った。
 
 
中盤は「メロドロ症候群」「酩酊エデン」「不眠星人」を続けて披露。後半には“私たち初のラブバラード”と紹介した「きっと」も。フィンガースナップや口笛を思わせる音が軽やかに響き、それまでのボカロックとは異なる表情を見せる。
 
そしてラストの「Love it!」では再び明るく弾け、腕を振る2人に合わせ“Oi! Oi!”と声が飛ぶ。最後は「あうとろだくしょん〈OYASUMI〉」とともに“おやすみー!”。はじまりから終わりまで、Suupeasらしさを貫いたステージとなった。
 
 

神秘的な歌声と重厚なサウンドで魅せたHikaru

続いて登場したシンガーのHikaruは、ギタリストのHaKAと『animate Theater』バンドを従えて登場。「Alive」でライブをスタートさせた。
 
ソロボーカルから始まった歌にツインギターを擁するバンドサウンドが加わり、場内の空気を一変させる。自己紹介後“ライブは会話だと思っています”と観客を見つめながら話したHikaru。“しゃべっている時も、音楽を奏でている時も、みなさん1人ひとりと目を合わせながらやっていきたい”と続け、“私、視力2.0なので”“後ろも前も見えます”と笑わせた。
 
現在はフリーで活動しており、これまでライブ会場でCDを販売していたと語るHikaru。4枚目のアルバム『Singularity』がアニメイトで発売開始となった縁もあり、今回の出演が実現した。
 
この日は『Singularity』の収録曲を軸にセットリストを展開。ブレイクビーツに乗って観客がハンズアップする中、バンドメンバーも前へ出て演奏をくり広げた「SNECK」。さらに音の厚みを増し、各楽器が激しくせめぎ合うデジタルロックの上を、Hikaruの神秘的なボーカルが舞う「Grayscale」と、アルバムの持つ多彩な表情を次々と見せていく。熱を増していくフロアに“みんなすごすぎるんですけど!”とHikaruも驚きの声を上げていた。
 
 
一転「Under The Rain」はHikaruとギタリスト・HaKAの2人で。先ほどまでの音数を削ぎ落とし、歌そのものへ耳を向けさせる。Hikaruが“音楽には、その日しか生まれないものがある”と語った言葉どおり、同じ曲でも、その場所、その瞬間にいる人との間でしか生まれない、なんとも贅沢な時間が流れていく。
 
10月31日(土)に下北沢ReGで開催する<Hikaru Halloween LIVE 2026>を告知し、ラストナンバーにハロウィンナンバーである「Happy?Halloween!」をプレゼント。《今日はなんの日? 特別な日》と妖しげな身振りを交えながら歌い、客席のペンライトもオレンジへ。バンドメンバーも前に出て、季節を一足先取りするようなハロウィンムードで自身のステージを締めくくった。
 

“ふるさと”アニメイトで、ReoNaが紡いだ特別な1日

DAY1の最後を飾ったReoNaは、荒幡亮平(Key.)と山口隆志(Gt.)を迎えたアコースティック編成での登場。
 
この日、8月29日はReoNaがアニソンシンガーとしてデビューした記念日でもある。そんな特別な日のはじまりを彩ったのは、山口のギターだけを伴った「カナリア」だった。
 
「カナリア」は、デビューシングル「SWEET HURT」に収録されたTVアニメ『ハッピーシュガーライフ』の挿入歌で、ReoNaの楽曲の中でも支持の厚い1曲だが、ライブの幕開けに置かれるのはかなり珍しい。そして“アニソンシンガー・ReoNaのふるさとでもあるここアニメイトで、こうしてあなたと過ごせる今日、記念日に、デビュー曲をお届けします”と「SWEET HURT」へと続く。荒幡亮平のやわらかなピアノに歌を乗せ、言葉を1つひとつ確かめるように歌う。8年前と現在が、音楽を通してつながっていった。
 
 
この夏、2つのアニメタイアップとともに新たな季節を歩んできたReoNa。現在放送中のTVアニメ『きみが死ぬまで恋をしたい』について語る。“当たり前という奇跡を忘れることなく抱きしめられるように”と、愛の歌「Amore」へ。会いたい人がいること、その人と過ごせる時間への愛しさを歌にする。
 
続いて『きみが死ぬまで恋をしたい』との出会いから生まれたもう1つの曲「それは魔法でした」。序盤は荒幡のピアノだけで始まり、サビでは星を散らしたような光がステージを包む。2番から山口隆志のギターも加わると、楽曲の景色も少しずつ広がっていった。
 
 
椅子から立ち上がり“animate Theater LIVE、お歌、楽しんでいただけましたか?”と問いかければ温かな拍手が会場を満たす。
 
ED主題歌を担当しているTVアニメ『追放された転生重騎士はゲーム知識で無双する』について話しつつ“今日最後、あなたと一緒に踊れたら”と「Lv.1 職業:人間」を振り付けレクチャー。猫パンチ、猫が顔を洗う動き、猫耳、猫ひげ……。ReoNaが1つずつ動きを教え、その様子をギターの山口がカメラに収める場面も。“みんな上手!”と笑顔を見せると、最後は客席も一緒になって「Lv.1 職業:人間」を踊っていく。
 
これまで歌ってきた楽曲から最新曲まで、“愛”と絶望を歌ったナンバーを中心に届けたステージ。そこからは、ReoNa自身の歌やアニメへの思いはもちろん、アニメイトへの愛情もしみじみと伝わってきた。
 
終演後には出演者が再び登場。Suupeasは“またアニメイトシアターに戻ってこられるように、みなさんといろいろな場所で「おはよう」できるのを楽しみにしています”と挨拶。
 
Hikaruは“音楽は年齢なんて関係ない。楽しんだもん勝ち”と語り“好きな時に、好きなタイミングで(音楽を)楽しんでほしい”と呼びかけた。
 
第1回から<animate Theater LIVE>に出演しているReoNaは、改めて8周年の日をここで迎えられた喜びを伝える。“きっと、きっとまた会えますね?”。客席から“おめでとう!”の声が飛ぶ中、深々と頭を下げた。
 
“おはよう”で幕を開け、ライブという“1度きりの会話”を交わし、8年分の時間を祝福する。アーティストにとっても観客にとっても、それぞれ違う意味を持つ“今日”がまじわったDAY1だった。
 
 
取材:逆井マリ
撮影:中井智久
 

■セットリスト

■Suupeas
いんとろだくしょん〈酩酊〉
睡眠地下潜(もぐ)どってん!!釈明
あともうちょっとだけねんねさせて!
メロドロ症候群
酩酊エデン
不眠星人
きっと
Love it!
あうとろだくしょん〈OYASUMI〉
 
■Hikaru
Alive
SNECK
Grayscale
Under The Rain
Happy?Halloween!
 
■ReoNa
カナリア
SWEET HURT
Amore
それは魔法でした
Lv.1 職業:人間
 

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