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ばってん少女隊、11周年記念ライブで轟かせた圧巻のパフォーマンス「引き続き、もっともっと進化していけるように頑張りたい」
2026.07.07 15:32
撮影:笹森健一、小坂茂雄
 
ばってん少女隊の<11周年記念ライブ>が、7月5日(土)に東京・立川ステージガーデンにて開催された。グループ史上最大規模のキャパでの実施ながら、チケットはソールドアウト。11周年を祝うために集まったファンを前に、この日は秋ツアーの開催と、SGC HALL ARIAKEでのワンマンライブという2つの大きな未来も発表された。
 
 
彼女たちの周年ライブといえば、元々は地元・福岡で行なわれてきたものだ。しかし2025年、活動拠点を東京に加えて迎えた10周年は、東京・LINE CUBE SHIBUYAで開催。そして今年、11周年記念ライブの会場として選ばれたのが、立川ステージガーデンだった。
 
2025年末に開催が発表されたこの公演は、彼女たちにとってただの周年ライブというだけではない。2022年の中野サンプラザ公演を超える、グループ史上最大キャパへの挑戦でもあった。2026年、ばってん少女隊は配信や映像を含むSNS施策、精力的なライブイベント出演を通して、少しでも周年ライブへとつなげようと自分たちの魅力をアピールし続けてきた。そして運命の7月を迎えようとしていたタイミングで、その頑張りはついに実を結ぶ。<11周年記念ライブ>チケットソールドアウト。この事実は、昨今のアイドルシーンに立ち込める暗雲を吹き飛ばすような勢いをもって、SNSでも大きな反響を呼んだ。
 
さらに今回は、周年ライブを記念して同日午前から、会場に隣接する立川GREEN SPRINGSにて<夏の森羅万象祭 in 立川GREEN SPRINGS>も開催された。これは、ばってん少女隊の最新シングル「森羅ばっしょー」(6月26日リリース)と、彼女たちの活動コンセプトである“九州と日本全国を「つなぐ」”を掛け合わせた夏祭りイベントだ。
 
先に公開された「森羅ばっしょー」MVのロケ地が立川GREEN SPRINGSだったこともあり、MVに登場したお祭り広場をリアルの場に再現。お祭りのシンボルとなる特設のやぐらステージでは、所属事務所や地元・福岡の仲間や後輩たち、UNIDOLに所属する女子大生アイドルから立川や多摩地区のキッズダンサーまでがパフォーマンスを披露した。さらにステージ周辺には、北九州市や宗像市からJR九州、フンドーキン醤油まで、彼女たちに縁のある地域や企業の出展ブースが並ぶ。午前中こそあいにくの空模様だったが、ライブが始まるまでの時間、ばってん少女隊を核として、隊員さん(ばってん少女隊のファンの総称)から近隣の方々まで、集まった人たちの笑顔がつながっていった。
 
開場時間を過ぎると、期待に胸を膨らませた人波がホールへと流れ込んでいく。3階席までしっかりと埋まった客席。開演時間となり、客電が落ちてオープニング映像がスタートする。時を刻むようなリズムと観客のクラップが重なり、ばってん少女隊のロゴとライブタイトルが浮かび上がる。メンバー1人ひとりがステージ上のモニターに映し出されると、客席からは大きな声援。ビートはさらにテンポを上げて、体がついつい動いてしまうサウンドへと昇華していく。
 
<ばってん少女隊11周年記念ライブ>の1曲目を飾ったのは、ケンモチヒデフミ(水曜日のカンパネラ)による、日本の“祭”と“カーニバル”が融合したバキバキな高速ダンスチューン「森羅ばっしょー」。ステージセットの2階部分にメンバーカラーの「森羅ばっしょー」衣装で姿を見せた7人。先ほどまで外で行なわれていた<夏の森羅万象祭>をそのまま引き継いだかのような演出に、ペンライトの光が激しく振られ、会場のボルテージは一気に高まっていった。
 
序盤は、11周年の祭りの熱気をひたすらに引き上げていくアップテンポの楽曲が並ぶ。ライブの起爆剤代わりである「おっしょい!」を早々に投入すると、蒼井りるあの“始まりました<11周年記念ライブ>。楽しむ準備できてますか?”という呼びかけを皮切りに、“立川、いけるかー!”“会場のあなたも、そして配信で観ているあなたも、みんなで一緒に楽しんでいきましょう!”“たくさん笑って、最高の思い出作りましょう!”など、メンバーは1人ずつ自己紹介と合わせて客席を煽っていく。観客側も最初から全力で声を出して応え、盛り上がりのレベルメーターは一気にレッドゾーンへ。はち切れんばかりの熱量が、この時点ですでに会場を満たしていた。
 
さらに、古参ファンを中心に驚きの声が上がったのが「6STARS」だろう。リリースされた2019年当時と今では、メンバー構成も人数も違ってしまった。それでも、当時のばってん少女隊が抱いていた気持ちと重なるものは今も確かにある。むしろ、その後の大きな波に飲み込まれながらも、新しい仲間との出会いを重ねてここまでたどり着いた初期メンバーの3人からすれば、想いはあの頃よりも強いのかもしれない。“まだまだ声出していけますか!”と上田理子が拳を突き上げると、「6STARS」は11周年のばってん少女隊の力強い脈動のように、オーディエンスの鼓膜を震わせる。
 
強さのあとには、楽しさや可愛さもきちんと用意されていた。「ころりんHAPPY FANTASY」の曲中では、突如、希山愛と蒼井りるあのバトルが勃発。会場内に設置されたカメラのうち、どのカメラに自分が映されているかを見つけてポーズを取るという対決だ。当初、蒼井りるあが器用にリードするかに思えたが、勝負は着実にカメラを探し当てていった希山愛の勝ち。蒼井りるあは2026年7月25日(土)に福岡で開催される<11周年記念ライブ〜アンコール〜>公演中に何かしらの罰ゲームを行なうことになってしまった。
 
一方「メロきゅんほりっく」では、ばっしょーの“あざとい”担当こと春乃きいなと柳美舞が、犬耳と猫耳のカチューシャで会場に可愛さを振りまく。普段からメロい2人が、あざとさと耳を装備して本気モードになったら、隊員さんたちが一体どうなってしまうかは言うまでもない。グループ史上最大規模の観客が、一斉にメロメロになる事態が発生した。さらに同曲のMVにゲスト参加した「しっぽず」(『すみっコぐらし』の人気キャラクター「えびてんのしっぽ」「えびふらいのしっぽ」「あじふらいのしっぽ」によって結成されたユニット)もステージに登場し、フィドルの音が印象的なアイリッシュ・フォークロア調の「さがしもの」も続けてパフォーマンス。色とりどりのペンライトで描き出された“11”の向こうで踊る彼女たちと、この曲が持つ軽快さが融合した光景は、癒しにも似た盛り上がりでオーディエンスを誘った。
 
突如、重低音が立川の地を揺らす。ここからは、立川ステージガーデンをクラブに変えてしまう時間の始まりだ。ステージ中央からDJセットとともに、ばってん少女隊への楽曲提供も行なうトラックメイカー・PARKGOLFが登場。ばっしょーの7人を従えて「あんたがたどこさ〜甘口しょうゆ仕立て〜」「BAIKA」「My神楽」「こっちみて星☆」を、本公演のためのスペシャルRemixでフロアに叩き込む。「あんたがたどこさ」では、逢里みうと日南心那がステージを降り、客席の間を走り回って若さと元気いっぱいの笑顔を振りまいた。ステージ上のお姉さんたちが“どこにおる?”と見失うほど縦横無尽に駆け抜けた日南心那は、ステージに戻ってくるなり“みなさん元気受け取れましたか?”と笑顔。一方、逢里みうは“ありがとう!”と、ちょっとバテた仕草でおどけてみせた。
 
そしてPARKGOLFとのコラボコーナーの最後には、事前告知されていた新曲が待っていた。「My神楽」と同じくASOBOiSMとPARKGOLFによる「ちゅぴ」の初披露だ。この曲は、ばってん少女隊の可愛さを引き出すポップなダンスチューン。「ちゅぴ」という単語が脳内を駆け回る、中毒性高めな“すぴふぁいやー”楽曲に初めて触れた観客は、そのカオティックな世界観に身を任せながら、なんだかとてものびのびと楽しそうなメンバーたちの姿に目を細めていた。
 
本公演では、普段とはまた違った角度からのチャレンジも用意されていた。観客が次の曲を決めるペンライト企画だ。これは選択肢として2つの楽曲が提示され、オーディエンスは聴きたいほうの曲をペンライトの色で意思表示。色が多いほうの曲が披露されるというルールだ。文字通り、会場の1人ひとりの手によって作られる次の展開。誰もが目を輝かせてペンライトの光の成り行きを見守った。
 
披露曲が「FREEな波に乗って」に決まった瞬間、メンバーは1階客席の扉から登場。観客にひときわ近い距離でパフォーマンスするというサプライズが待っていた。ホールの各所で驚きと喜びの声が上がったのは、メンバーが客席降臨したからというだけではない。初めて目にする新衣装で登場したからだ。前半のメンバーカラーを取り入れた華やかな「森羅ばっしょー」衣装から一転、袖などにマリンルックの雰囲気を纏いながら、同時に周年の場にふさわしいフォーマルさも持った紺と白の衣装。あえてメンバーカラーを入れないことで、「進め! 乙女は止まらない」以前の“統一衣装”が多かった頃のばってん少女隊を意識したものにもなっているようだ。
 
「ばってん少女。」「よかよかダンス」「すぺしゃるでい」「MEGRRY GO ROUND」のワンコーラスメドレーを経て、最新曲「森羅ばっしょー」のシングルリリースに合わせて再録も行なわれた「びびび美少女」へ。ステージ上で歌い踊る7人の美少女に大きな声援が寄せられる中、蒼井りるあのツインテールは跳ねるようにぴょんぴょんと揺れ、上田理子のポニーテールに付けられた大きなリボンも宙を舞う。
 
続いて、先日のリリースイベントで初披露されたばかりの「do you jokyo?」を披露。奇しくも「びびび美少女」と同じ作詞&作曲:ヤマモトショウ、編曲:宮野弦士という組み合わせで作られたこの新曲は、2025年に福岡から上京してきたばってん少女隊のその後の“状況”を描いた、キュートでアッパーな楽曲だ。メンバーはいろんな表情を見せながら、時にコミカルに、時に可愛く、ステージを大きく使ってパフォーマンスを繰り広げた。
 
“ばってん少女隊11周年記念ライブにようこそ!”
 
この日最初のMCパートでは、まず本公演のチケットがソールドアウトしたことへの感謝が語られた。春乃きいなは“ステージに出た瞬間、ペンライトとか、みなさんの顔とかで客席が埋め尽くされていて。そこであらためてね、この会場ソールドアウトして迎えられたんだなと実感できました。みなさん、今日は本当にありがとうございます!”と笑顔をのぞかせる。そしてライブ前半を振り返りつつ、話題は事前にアナウンスのあったユニット曲の披露へと移っていく。
 
寒色のライトに染められながら、エッジの効いたシンセサウンドとともに、妹メンバーの4人(蒼井りるあ、柳美舞、逢里みう、日南心那)が女の子のわがままな気持ちを、危うさを漂わせながら歌う「Chu注中毒独占宣言」。若さを隠しきれない日南心那と、対照的に大人の顔で歌い上げる柳美舞。曲中に飛び出した蒼井りるあの不意打ちのウインクや、日頃から表現力の高さが隊員さんたちの間で話題になっている逢里みうの“ねぇ、いつも見てるよ”という一言にドキッとさせられた人も多かったはずだ。
 
まだ大人になりきれないし、大人としても扱ってもらえない。でも背伸びしたいし、大人として扱ってほしい。そんな等身大の本音を、“ずるい”“横着な”という意味を持つ博多弁“ちゃくい”という言葉で表現したのが、希山愛、上田理子、春乃きいなの3人によるロックチューン「バイバイちゃくい」だ。実際、この曲は全編博多弁で歌詞が綴られていることもあり、3人が歌うと青春のもどかしさだけでなく、“ちゃくい”大人への鋭い眼差しすらもリアルに感じさせる。そのくらい、この3人のパフォーマンスは一瞬にしてオーディエンスの目も耳も奪ってしまうだけの求心力を備えていた。
 
なお、これらのユニット曲は、7月6日より2曲同時配信リリースされることも本公演中に発表された。
 
ユニット曲の初公開のあとは、ライブ定番曲「御祭sawagi」で、お祭りの喧騒のような大きなうねりをホールに発生させると、続いては毎回観客の視線を引き込むステージングで魅せる「わたし、恋始めたってよ!」。今回は、天井とステージ上に設置されたミラーボールが作り出す星屑のような煌めきと、レーザーによる光の洪水の中でのパフォーマンスだった。あえてステージ上のモニターもブラックアウトさせて、ばってん少女隊の7人すらも演出の一部として、立川ステージガーデンのホール全体を使い切った、これまでとはまた違う表現で曲の世界観を具現化してみせた。
 
“もう1曲バラードの新曲を披露したいと思います”
 
ピアノのやさしいタッチから始まるバラードの新曲「but endless memories」。柔らかな光の中、マイクスタンド越しに7人は歌に込めた想いと思い出、そして目の前に広がった立川ステージガーデンの観客1人ひとりと向き合う。個々の物語をも織り込みながら、《みんなとなら/どんな壁だって超えるさ》というフレーズで重なる7人の声。
 
グループとして何度も危機的な状況があったことを、多くの隊員さんは知っている。それでも彼女たちは“みんな”と乗り越え、こうして11周年を迎えた。きっとこれからも、同じような危機はまた彼女たちに降りかかるだろう。それでも彼女たちは、やっぱり明日のその先へと向かうことをやめない。
 
はたしてこれは歌声なのか、それとも願いなのか。瞳を潤ませて歌い上げる7人の“ばってんメモリー”と決意は、ホールという空間に波紋のように広がっていき、客席のひとりひとりの心へしっかりと届けられた。
 
ライブ後半、バラード曲の緊張から解放された彼女たちから、“まだまだ祭は終わらない”と、約2年ぶりの秋ツアーおよび2027年2月のSGC HALL ARIAKE公演が発表される。“もう2027年2月の予定がみなさん決まりましたね。遊びに来てください”と、ステージ側と客席側で交わされる未来の約束。もしかしたらこれらの告知によって、また新しく交わすことができる約束があるという幸せを彼女たち自身も噛み締めていたのかもしれない。
 
そしてここで、メンバー1人ずつが今日の感想を伝えていく。
 
“今日のワンマンを、みなさんもいろんな気持ちで迎えてくださったと思います。でも、こうして11周年を迎えることができて、みなさんに感謝をお伝えできて、そして12年目のスタートを切れたことをとても嬉しく思います。私たちはやっぱり、みなさんと一緒に楽しんでいる時に一番幸せを感じるんだなと、今日ここへ来る道すがら思いました。今回また大きなステージが決まったということで、そこへ向かってみなさんと一緒にワクワクしながら歩んでいけるのを、とても楽しみにしています。みなさん、12年目も一緒に楽しんでくれますかー? 本日は本当にありがとうございました!”── 春乃きいな
 
“半年ほど前にこの立川公演が決まってから、私たちは本当にたくさんのことを頑張ってきました。こうして無事にソールドアウトし、満員の会場で<11周年記念ライブ>を迎えることができて本当に嬉しいです。私たちが嬉しいのはもちろんなんですけど、みなさんも自分のことのように、私たちと同じように喜んでくださるのが本当に嬉しくて……。もう、そんな隊員さんが大好きだし、これからもっと恩返しがしたいです。一緒にたくさん素敵な景色を見に行きたいので、みなさん、これからも私たちについてきてくれますかー? これからもずっと隊員さんでいてください。”── 柳美舞
 
“今日を迎えるまでに、楽しみな気持ちもたくさんあったけれど、緊張や、立川が決まった時の不安な気持ちもたくさんありました。でも、今日ステージに出た瞬間、会場いっぱいのペンライトやみなさんの顔が見えて、本当に嬉しかったです! このライブを迎えるまでに、『今日のためにたくさん曲を聴いてきたよ』とか『ネイルしてきたんだよ』といった声をたくさん聞いて……。そういうひとつひとつのことに、私たちがすごい元気をいただいているなと、嬉しく思いました。今日は素敵な時間をありがとうございました!”── 日南心那
 
“はい、逢里みうです。こんにちは  今日は来てくださったみなさんも、配信で見てくださったみなさんも、本当にありがとうございました! あー、客席を(メンバーカラーの)紫にしてくれて嬉しいなー! こうやってみなさんが紫に染めてくれる景色とか……。実はステージに上がる前はすっごく緊張していたんですけど、2階から登場してみなさんのニコニコしている顔が見えた瞬間、すっごく元気が湧いてきて、「あぁ、幸せだな」って心から思えました。この幸せな時間がずっと続けばいいなと思うので、これから続いていく幸せな時間に、みなさんついてきてくれますかー? これからもたくさんいろんなステージを経験したいし、でっかいステージに立ってもっといろんな人たちに知ってもらいたいです。このメンバーで、この隊員さんたちと、そしてこれから新しく増えていく隊員さんたちと、もっと素敵な時間を一緒に作っていけたらいいなと思うので、これからも応援をよろしくお願いします!”── 逢里みう
 
“この1年間はすごくいろんなことを考えることがありました。この11年、自分は何を大切にしてきたんだろうと考えた時に、ハッと気づいたんです。「私はみんなの笑顔が見たい、みんなの笑顔が大好き、みんなをもっと喜ばせたい」っていう、すごくシンプルなんですけど、それが自分にとって1番大切なんだなって。やけん、これからもみなさんには笑っていてほしいし、悲しい顔や怖い顔は見たくないです。みなさんずっと、私たちと一緒に笑っていてください。なんか、そうね……。あ、りるあちゃん笑って! そうですね、みんなで……この先の発表もあったので、私たちと一緒にこれからも楽しい思い出をたくさん作っていきましょう。みんなで笑顔のお花を咲かせていきましょう! これからもよろしくお願いします!”── 希山愛
 
“りるあは小さい頃からアイドルという職業が本当に大好きで、憧れだったんです。こうしてばってん少女隊になって、たくさんのステージに立っていく中で、自分が「わー!」ってエネルギーを届けたら、みんなが「わー!」って返してくれるじゃないですか。りるあの「届けたい!」っていういっぱいの気持ちが、何十倍、何百倍にもなって返ってくるこの空間がすっごくすっごく大好きだし、この時間が本当に幸せだなと思います! これからも2月の予定が決まりました。りるあの「トロッコに乗りたい」っていう夢には、ちょっといろんな思いがこもっていて、恥ずかしいからあんまり言えないんですけど(笑)。本当にいろんな思いがこもっているので……! もっともっと大きいステージまで、このメンバーと、たくさんの隊員さんと一緒に突っ走っていきたいです。これからもずっとずっと一緒にいましょう! みんなのこと、だーい好きだよー!”── 蒼井りるあ
 
“私はけっこう昔から、お気づきの方もいらっしゃるかもしれないんですけど、「根拠のない自信」を持つのがかなり得意でして。「まあ、私ならなんとかなるんじゃないかな」という感じで、ここまで走ってきたなと思います。だけど、やっぱり11年も続けていたら、「なんとかならないこともあるのかな」と、壁にぶつかる瞬間もあって。でもそういう時に、ここにいる隊員さんたちのやさしい一言や、温かい一言が、すごく背中を押してくれました。その言葉に対して「期待に応えなきゃ」というよりは、「応えたいな」という気持ちが、本当に心から湧き出てきたからこそ、続けてこれたなと思っています。今は本当に、みなさんがいてくれるなら、ここにいるメンバーがいてくれるなら、なんだって『なんとかなるんじゃないかな』と思っています。これから先も、ぜひ私たちばってん少女隊と最高の景色を見に見に行ってくれたら嬉しいです。これからもよろしくお願いします!”── 上田理子
 
それぞれ感謝を伝えた後、いよいよ<11周年記念ライブ>はラストブロックへ突入する。赤く染まったステージで疾走感全開に歌い上げる「BDM」では、燃え上がるような気迫で感情をぶつけ合う。“ここまで11年、すごく長かったんですが、私たちにはまだまだ見たい景色が、叶えたい夢がたくさんあります。その夢の景色に、あなたもいてほしいです。1人残らずついてこい! それが……ばってん少女隊、だー!”。上田理子のこの熱い想いの吐露によって、客席とステージにあらためて強烈な一体感が生まれる。
 
そして満を持してのキラーチューン「OiSa」へ。カラフルなレーザーとライトが踊るように空間を切り取り、多次元のような幻想的な光景を浮かび上がらせる。倍音によって作り出される浮遊感と音の粒がストリームとなってオーディエンスの肌を撫でていくと、続いては情熱的なフラメンコギターが感情を突き上げる「トライじん」。ラテンビートにほだされて、メンバーカラーのライトが本人の身体を染め、曲の振りと光の動きが見事にシンクロする。単にライトを重ねて当てているだけなのか、それとも何かしらの仕掛けがあるのか。見たことのないような照明演出とサウンドが高次元でシンクロし、思わず息を飲む。ばってん少女隊というライブエンターテインメントの真骨頂を目の当たりにして、軽いトランス状態のような陶酔感に支配されていった。
 
立川に集った八百万のオーディエンスとともに始まった、ばってん少女隊11周年のお祭り。その締めくくりは、ひと夏の情景を楽曲に落とし込んだ「YOIMIYA」だった。歌詞を織り込んだ美麗な映像と、レーザーの束と、照明の光と。アイドルという枠組みには収まりきらない、アーティスティックに全振りしたステージだ。観客は、ばってん少女隊を核として組み上げられた圧倒的なサウンドとビジュアルを前に、声を挙げることも、ペンライトを振ることも忘れて、ただただ見入ってしまう。そしてこの曲が終わった時、まばゆいステージに残されていたのは7人のメンバーの姿ではなく、7本のカラフルなスポットライトの光だけ。やがて客電がつき、公演終了を告げるアナウンスをもって、私たちはライブが終わったことを知る。醒めやらないお祭りの興奮と余韻だけを残して終わってしまう、その潔さ。その裏側にある、自分たちのエンターテインメントに対する絶対的な自信とプライドに触れて、痺れるようなかっこよさと震えるような感動が押し寄せてくる。気づけば誰もが、スモークで煙るステージに向けて歓喜の声と鳴り止むことのない拍手を送り続けていた。
 
最後に、本公演で発表された情報をまとめておこう。まずは秋ツアー<ONE MAN TOUR 2026「MATSURI-10」>の開催が決定。さらにこのツアーを経て、2027年2月13日(土)には、立川ステージガーデンを超えるグループ史上最大規模のキャパとなるSGC HALL ARIAKEにて<GREATEST EVER SHOW>を開催する。
 
またこの日の周年ライブに関連して、2026年7月25日(土)には福岡・UNITEDLABにて<ばってん少女隊11周年記念ライブ〜アンコール〜>と題したアンコール公演が行なわれる。
 
“<11周年記念ライブ>は過去最大規模だったんですけど、みなさんにたくさん支えてもらったおかげで、こうやってチケットは完売することができました。当日も私たちのテンションもマックスで、本当に隊員さんのおかげで最高の1日が作れたと思います。ライブ中には新しい発表もあったので、引き続き、もっともっと進化していけるように頑張りたいと思います。よろしくお願いします!”── 上田理子
 
 
取材・文:Yosuke TSUJI
撮影:笹森健一、小坂茂雄
 
 
■セットリスト
01. 森羅ばっしょー
02. おっしょい!
03. 6STARS
04. ころりん HAPPY FANTASY
05. メロきゅんほりっく
06. さがしもの
07. あんたがたどこさ~甘口しょうゆ仕立て~
08. BAIKA
09. My神楽
10. こっちみて星☆
11. ちゅぴ
12. FREEな波に乗って
13. ばってん少女。〜よかよかダンス〜すぺしゃるでい〜MEGRRY GO ROUND
14. びびび美少女
15. do you jokyo?
16. Chu注中毒独占宣言
17. バイバイちゃくい
18. 御祭sawagi
19. わたし、恋始めたってよ!
20. but endless memories
21. BDM
22. OiSa
23. トライじん
24. YOIMIYA
 
アーカイブ配信チケット発売中
チケット価格:¥4,000
アーカイブ期間:2026年7月12日(日)23:59まで視聴可能
販売(申込)期間:2026年6月30日(火)18:00〜7月12日(日)23:00
 
【関連リンク】
ばってん少女隊 公式サイト:https://battengirls.com/
ばってん少女隊 公式X:https://x.com/battengirls_jp
ばってん少女隊 公式Instagram:https://www.instagram.com/battengirls_jp/

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