レポート
SWEET STEADY【BEEEEM FES vol.1ライブレポート】記念すべき初回のラストを華やかに飾った圧倒的パフォーマンス
2025.12.07 10:00
SWEET STEADY『BEEEEM FES vol.1』
ガールズカルチャー雑誌『BEEEEM』主催ライブイベント『BEEEEM FES vol.1』が、12月4日(木)にZepp Shinjuku(TOKYO)にて開催された。

同イベントには、この日は発表となった2026年1月17日(土)発売の『BEEEEM』vol.2に登場する僕が見たかった青空、高嶺のなでしこ、SWEET STEADYの3組が出演。それぞれが表現力豊かなパフォーマンスで、ファンを魅了した。

本記事では、SWEET STEADYのライブレポートをお届けする。
 
取材&文:竹内伸一
撮影:河邉有実莉
 
 


記念すべき初の『BEEEEM FES』でトリを務めたのは、1月発売予定の『BEEEEM』vol.2の裏表紙に登場予定のSWEET STEADY。「Overture」が流れ出し、メンバーがステージに姿を現すと、地鳴りのような大歓声が巻き起こる。そんな中、7人は笑顔をたたえながら、華やかなダンスをくり広げ、クラップを促す。フロアが一斉に手を打ち鳴らしたのを合図に、彼女たちのライブがスタートした。

1曲目は「始まりの合図」。彼女たちの原点ともいえるポップチューンをしなやかに歌い踊る。7人がソロパートを歌い継ぐたびに、フロアはその名前を叫び、会場の温度が一気に上がっていった。「Call me, Tell me」ではコミカルな動きも交えて可愛らしさ全開でパフォーマンス。フロアからの歓声も曲が進むにつれて、どんどん大きなものになっていった。
 
SWEET STEADY『BEEEEM FES vol.1』


MCで音井結衣が“足りない!足りない!”とさらなる声を求めて新曲「カワイイコレクション」へ。キュートなポップチューンを弾むように歌い踊り、笑顔でジャンプを決めると会場からは割れんばかりの歓声が上がった。続く「YAKIMOCHI」ではメンバーと観客が、心地よいグルーヴに乗って一緒になって踊り出す。7人は場面ごとにころころと表情を変えて、観客を魅了していった。
音井結衣『BEEEEM FES vol.1』

奥田彩友が“まだまだ盛り上がっていきましょう!”と声を上げて「Sweet Café」へ突入。ここでは7人が高らかに歌い上げていく。落ちサビでは栗田なつかと白石まゆみがキュートな歌声を聴かせると、最後は7人が声を合わせて熱気あふれるシーンを生み出した。
 
奥田彩友『BEEEEM FES vol.1』
 
栗田なつか『BEEEEM FES vol.1』
 
白石まゆみ『BEEEEM FES vol.1』


“まだまだ足りないよ!”の山内咲奈の声に応えて、すさまじいコールが会場を包む中、「ハートの魔法」では動きをしっかりとシンクロさせて魅せる。庄司なぎさが高々と足を蹴り上げてさらなる大歓声を引き出し、最後は塩川莉世が伸びやかなフェイクで魅了して締めくくった。
 
山内咲奈『BEEEEM FES vol.1』
 
庄司なぎさ『BEEEEM FES vol.1』
 
塩川莉世『BEEEEM FES vol.1』


最後の「SWEET BLOOM」はこの日の集大成。弾ける笑顔で大きな動きで真っ直ぐに歌う。ラストで7人がポーズを決めると、大絶叫ともいえる歓声が起こり、ライブの幕を閉じた。
 
SWEET STEADY『BEEEEM FES vol.1』

曲ごとに異なる世界観をしっかりと表現。その豊かな表現力を持つからこそ、彼女たちは多くの人を惹きつけるのだろう。また、しゃがみ込む振りのタイミングで最前のファンへ、ステージの上手・下手に来れば、フロアの両サイドのファンへ、MC中も会場全体を見渡しながら手を振り、視線を合わせていくといった具材いに、隙あれば観客に視線を送っていたのも印象的。それは観客の1人ひとりに想いを伝えたいという気持ちの表れだと思う。だからこそ、彼女たちのライブは会場中を巻き込み、ひと際大きな盛り上がりを見せるものとなった……彼女たちが支持される理由を改めて実感した充実のライブだった。
SWEET STEADY『BEEEEM FES vol.1』


SWEET STEADY『BEEEEM FES vol.1』セットリスト
Overture.4
M1 始まりの合図
M2 Call me, Tell me
MC
M3 カワイイコレクション
M4 YAKIMOCHI
M5 Sweet Café
M6 ハートの魔法
M7 SWEET BLOOM