インタビュー
強い個性を放つ7人組 SOMOSOMOインタビュー「人間味溢れる、ステージに立つまでの過程も含めて面白いグループ」
2025.11.08 12:01
今や多彩なアイドルが次々とデビューする、いわゆる「アイドル戦国時代」。
どのグループも自分たちだけの個性を見つけ出し、SNSなどを駆使して人気を獲得している。
そんな中、ひときわ強い個性を放つ7人組がいる。
ロックサウンドを武器に、彼女たちは情熱を込めて音楽を届ける。
40曲を超える楽曲はすべて彼女たち自身による作詞であり、それこそが彼女たちの音楽への本気の証だ。
「全身全霊で、はしゃぎ倒す」をコンセプトに活動を続ける彼女たちが、このたび初のバンドセットツアー「バンド!バンド!ソモツアー!〜Zeppもあるし東名仙さらに盛り上げちゃうよっSP〜」を開催。

それに伴い、スペシャルインタビューを刊行。
今回のツアーに込める思いと来年2月に迎えるZepp新宿に向けた意気込みをたっぷりと語ってくれた。
 
ーー初のバンドセットでのツアーに挑んでいる今、実際にステージに立ってみて感じている手応えを聞かせてください。
 
トマラナイ チヒロ:ファンの皆さんがバンドセットを楽しみにしてくれている気持ちをすごく感じました。
自分の住んでいる場所じゃないのに、わざわざ遠くから来てくれたり、SNSに動画をたくさんアップして盛り上げてくれたりして、嬉しかったです。
 
ゴゴノ コトコ:普段は音源を使ってライブをするのですが、バンドメンバーの皆さんがいるからか楽しい雰囲気がずっとあって、いつものライブよりも自由にやれている感じがありました。
なので今回ツアーをやってよかったなと思いましたし、そこにすごい手応えを感じました。
 
ツクヨミ ケイコ:バンドセットのライブ自体は今まで何度かやってきてるんですけど、最初は「バンドセット」っていうだけで、なかなか慣れないんですよね。だから、とにかく目の前のことに必死みたいな感じだったんです。でも、基本的に毎回同じバンドメンバーの方たちとやっているので、その関わりの中でアドリブもできるようになってきて。
そのおかげもあって、最初の頃よりもSOMOSOMOの良さをバンドセットでもしっかり出せるようになったなって感じています。
 
 
ーーライブの“見どころ”を言葉にするとしたら、どのあたりにあると思いますか?
 
アルティメット ミキ:バックバンドの方々の中には、SOMOSOMOの楽曲を作ってくださっている方も参加してくださっているのですが、曲ごとに聴かせたいポイントとかがあると思うんです。 そういう部分がライブで強く聞こえた時、ライブやりながら痺れますね。
あと対バンライブだと、「アイドルさん達の中で目立つにはどうしたらいいか」であったり、「初めて見てくださる人にどう届けるか」とかいろんなことを考えるのですが、この日はSOMOSOMOの音楽を楽しむっていうことだけに集中してライブに臨めたかなと思います。
 
コモレド ヒヨリ:普段ライブで自分達がその場で煽ったり、言葉をお客さんに届ける時に、やっぱり音源なので尺が決められているんですね。
なのでしゃべりたいこととか、頭に浮かんだことがあってもその尺の中にどうしても収めないといけないっていうのを一番に考えてしまいます。
でも、バンドセットだと生演奏で合わせてくれるっていうのもあって、自分がその時に感じている感情をストレートに全て言うことができる点が、素直にライブができることに繋がるので楽しみの一つになっていると思います。
 
 
ーー逆にバンドセットならではの難しさはありますか?
 
アオイ アオネ:今回のバンドセットツアーでは各公演カバー曲を演目に入れています。
アーティストやバンドの曲は初めてカバーしましたし、バンドセットということもあって、アイドルとは違う見せ方でのパフォーマンスに結構苦戦しました。逆にそれで新たな一面を見せることができたと思うのですが、バンドならではの乗り方みたいなのは難しかったです。
 
 
ーー今回のツアーにおいて、構成やステージングなどこだわった点について教えてください。
 
シャンシャン マイ:合間合間で掻き回しを入れたりして、お客さんを沸かせるっていうのを大切にしていました。
普段のライブでは音源が全部つながっていたのもあって、バンドさんが私たちに合わせてくれることで時間の余裕持って、ライブすることができたと思います。
 
 
ーー改めて今のSOMOSOMOを一言で表すとどんなグループだと思いますか?
 
アルティメット ミキ:「みんなの夢に向かって奔走する姿を、ライブを通してリアルタイムで見てもらう」ですかね?
 
ツクヨミ ケイコ:あとは人間味かな。
音楽だけじゃなくて、YouTubeにドキュメンタリーが上がってたりするのでステージに立つまでの過程も含めて面白いグループだと思います。
 
ーーライブ中に、特に大切にしていることを教えてください。
 
コモレド ヒヨリ:ダンスや歌、ビジュアルなどの魅力は置いといて、「いかに応援したいと思ってもらえるか」。
個人の言葉でお客さんに訴えかけるというか。一回のライブで7人全員が自分の言葉で煽るタイミングがあるのでそのワードは大事にしてるかなと思います。
 
ゴゴノ コトコ:SOMOSOMOの楽曲はメンバーが全て作詞をしているので、ヒヨリが言ったように煽りもそうだし、みんながそれぞれ書いている歌詞をしっかり伝えられるように歌うことはすごく意識しています。
 
シャンシャン マイ:自分は後から入った新メンバーの1人なんですけど、前情報がない状態でオーディションを受けることになって、初めてSOMOSOMOのライブを見に行った時に、前のめりで汗が飛んできそうな熱いライブに惹かれてグループに入ったんですけど、今でもそれは強みだと思っています。
対バンとかで他のグループさんとご一緒する時も、やっぱり負けないぞっていう気持ちを持ってライブをしているし、今にもメンバーが前に出てくるんじゃないかみたいな熱を大切にしています。
 
 
ーーいま、SOMOSOMOはグループとしてどんな時期を迎えていると感じますか?
 
ゴゴノ コトコ:一言で表すのは難しいですね...。参考に上げてくださっていた「再定義期」っていう言葉は、今がすごくそうだっていう訳ではないんですけど、いろんなことがあるたびに結構みんなで話し合って進めていくので、割と当てはまっているのかなとは思いました。
コモレド ヒヨリ:SOMOSOMOとして活動してきた中で、何回か体制が変わったことがあったのですが、この7人が一番長く活動できているので、体制的な意味では安定感のあるいいメンバーだなと思っています。
なのでステージとして考えると、今が勝負時と言いますか、さらにもう一段階上に行くために頑張りたい時期だなと思っています。
 
 
ーーSOMOSOMOは、メンバー自身が歌詞を書くという点が大きな特徴ですが、最近、自分に刺さっている歌詞フレーズはありますか。
 
アオイ アオネ:私は最近リリースしたアルバムの曲で、「リーチライト」っていう曲が自分にすごく刺さる楽曲です。特に自分のパートで最近歌ってていいなって思ったのが、
 
「馬鹿になんかしなかった、貴方にもっと もっと 信じて欲しいから」
 
っていう歌詞です。
この曲は私の中で、過去の憧れや今までの経験を糧にして、もっと前に進んでいこうみたいな強い意志を感じる曲で自分にとっても刺さるし、今言ったフレーズはっファンの人にも刺さる歌詞なのかなって思ってます。私の活動をバカにせず見てきてくれた人たちに、もっと信じてほしいって訴えかけられるパートなので気に入っています。
 
コモレド ヒヨリ:私は「大怪獣」っていう曲の、
 
「盾は置いて剣を挙げて、強く優しくいたい」
 
っていう歌詞です。
最近の自分は長く活動しているうちに守りの姿勢に入ってしまっていたなと感じて、もっと挑戦していかなきゃなと思いました。
やっぱり強くいたいけど、挑戦して前に進みながらも優しい心は持っていたいというか。そうなりたいなって思って、選びました。
 
ゴゴノ コトコ:私は「never-ever」ていう曲の自分が歌ってるパートになるんですけど、
 
「でも怖くなるんだ いつだって藻搔いてきたから 目が覚めたらぜんぶ夢かもなんて 思い出して いつか思い描いた未来はこんなもんじゃないはずだ」
 
です。
読んだままの意味ではあるんですけど、活動してきた自分にも乗っかるし、ケイコが書いたけど自分の言葉としてもちゃんとライブで届けられているような感じがして、すごく好きです。
 
アルティメット ミキ:私は「必殺!ばっきゅんアンセム」っていう曲の、
 
「そうさ逆境も味方 妄想も超えてそもそも絶好調!」
 
っていう歌詞です。
結構これはずっと好きで、そういう逆境は私たち自身何度も経験してきたので、「そういう時こそ逆手にとって前を向いてやっていくぞっていう」SOMOSOMOの活動姿勢そのものが表れている思います。
「絶好調」ってすごくポップな言葉ですけど、自分達が苦労してきたことも一旦置いといて、とにかく今が楽しいぜって笑い飛ばしているような感じがすごく好きです。
 
シャンシャン マイ:今の気持ちで答えると、「With me」の自分の歌割りで
 
「周りと比べてばっかで なりたい自分って そう簡単に追いつけやしなくてさ」
 
っていう歌詞です。 ついこの間プロデューサーの酒井さんと面談をしていて、SOMOSOMOとして私結構アクティブに活動する方で、SNSとかも頑張っているんですけど、なかなか結果がついてこないこともあり、自分の中で特に頑張っているという意識がなかったんです。 
プロデューサーさんに定期的に「お前は頑張っているぞ」って褒めてもらうことがあっても、結果主義すぎて自分で自分を褒めてあげられないというか。そんな中、先日の面談で「少しの成功でもそれってすごい大きいことだから、もっと自分を褒めてあげて。 アイドルはそういう頑張っているところを見せて、周りに褒められながら伸びていくものだからもう少し自信を持っていい。」っていうことを言ってもらいました。
プロデューサーさんが歌割りを決めてくれるのですが、自分のパートの歌詞は自分でも共感できる歌詞が多くて、私がこういう状況だからこの歌詞をくれたのかなって思いました。 周りと比べてばっかりだけど、少しの頑張りを褒めて伸ばしていけたらいいなって、改めて思えた歌詞です。
 
トマラナイ チヒロ:私は「いつかこの星は塵となって!」のサビですね。
 
「ねぇいつかこの私(ほし)は塵になって消えちゃうから 笑っちゃうレベルさ この世の大損害」
 
っていう歌詞なんですけど、私は日常的に色々考えてしまう性格で、そのせいで病んでしまうことが多いんです。
でもこの曲を聴いていると、「そんなことはどうせちっぽけなことだから軽く考えよう」って思えるようになりました。
本当に元気が出ます。
 
ツクヨミ ケイコ:私は「コンパス」っていう曲の
 
「あなたなしじゃ 私じゃないじゃない?」「私なしじゃ あなたじゃないじゃない?」
 
っていう1番と2番で対になっている歌詞があるんですけど、これってすごく自信のある歌詞じゃないですか。
コトコが書いてくれた歌詞なんですけど、私には書けないくらい自信がある歌詞なので、メンバーが書いてくれていることによって自分が簡単に言えないことを歌えたり、その曲を表現できたりするのがいいなと思っています。
そこの部分は私が歌っている訳ではないけど、やってて幸せな気持ちになるパートで。ライブでもすごく盛り上がる曲なんですけど、何回やってもいい歌詞だなって思うくらい好きなパートです。
 
ーーZepp新宿ワンマンを発表したとき、最初に浮かんだ感情は何でしたか?
 
アルティメット ミキ:「自分はまた同じところでライブをするんだ!」「超えられるかな?」「頑張るぞ!」っていう気持ちになりましたね。
2回目って絶対に前回と同じだったり、それ以下じゃダメじゃないですか。そのプレッシャーを最初に感じたかもしれません。
 
トマラナイ チヒロ:2回目だからもちろん前回を超えるとかはあったんですけど、実際どういうライブをしたら、数字をどのくらい出したら超えられるのかを現実的に考えないとダメだなっていう風に思いましたね。
コンセプト的には、今までの活動に第何章のような名前を付けていくのであれば、この7人の章を第2章としたら、その第2章の最後がこのZeppっていう風なコンセプトになっています。
 
 
ーー2026.2.6のZepp新宿は、どんなライブにするつもりですか?
 
コモレド ヒヨリ:2026.2.6のZepp新宿でのライブは第2章の総決算と定義しているんですが、なので自分達が思っているような良いライブにするためには、どの課題を超えたらいいかなっていうのを何度か話をしていて、それを具体的に形にして動き出したところなので、2月6日のライブではしっかりその課題を乗り越えたって思えるようにしたいですね。
 
ゴゴノ コトコ:今回初めてチケットを何枚売るか、そして今何枚売れているかというのを公開しています。目標は1000枚チケットを売ることなんですけど、まず満員にしたいっていう気持ちがあります。 コロナ禍もあって、キャパより少ない人数でも結構満員に見えるみたいなのが、普通になってしまったなと思いました。 実際、以前Zeppでワンマンをやった時もキャパより全然少ない人数だったけど、すごいたくさんの人が来てくれたっていうので、達成感やZeppワンマンをやったっていう自信にはなりました。でも、もう1ランク上に行くには、これで満足していてはいけない。 他のアイドルグループさんでもできることを私たちもやってることになってしまうので、それを超えるために満員にしたいっていう目標はずっとあります。
 
アルティメット ミキ:次のショーに行くために、今のショーへの心残りをなくしたいと思っています。気持ちよく次のステージに行けるように、今ある課題は全てクリアしたいですね。
 
ーーちなみに次のショーは具体的にどのようなもの指しているのでしょうか?
 
アルティメット ミキ:SOMOSOMOは横浜アリーナでワンマンをすることを目標にしています。 そこを本気で目指すというか、横アリを見据えた活動をするぞっていうのが第3章という捉え方をしていただけると嬉しいです。
 
ーー最後に、読者へひとことメッセージをお願いします。
 
アルティメット ミキ:まずSOMOSOMOの全ての活動がお客さんにとっての希望になったらいいなって思って、毎日私たちも自分自身と戦っています。
2月6日、Zepp新宿の総決算も第2章の終わりの日ではあるけど、第3章の幕開けにも通じる日。同時にそこでみなさんにとってSOMOSOMOの希望を見出せる日だと思っています。アイドルっていろんな時に救いになる存在。それがSOMOSOMOでありたいと、本気で思います。
 
ツアー、そして2月6日に開催されるZepp新宿での総決算に向けて、熱い思いを語ってくれたメンバーたち。
その思いは果たしてどんな形で実を結ぶのか。彼女たちのこれからに、目が離せない。
 
 
<SOMOSOMO プロフィール>
「全身全霊で、はしゃぎ倒す」をコンセプトに、2019年7月にライブデビュー。
ロックサウンドをベースにした40曲以上の楽曲は、すべてメンバー自身による作詞で構成されており、彼女たちの等身大の情熱が詰め込まれている。
2022年12月には、プロデューサー酒井が代表を務める『HASYAGE jp』へ事務所を移籍。
翌年4月には、新メンバーとしてシャンシャン マイ、アオイ アオネ、トマラナイ チヒロの3名が加入し、5月13日に開催された初の主催フェス『SOMO FES』で新衣装とともに新体制をお披露目した。
客席を巻き込む熱量の高いパフォーマンスで多くのファンを魅了し、名だたるライブハウスでの単独公演を次々と成功に導いてきたSOMOSOMO。
2025年2月26日には、2度目となる恵比寿リキッドルームでのワンマンライブを開催し、過去最高動員を記録した。
そして2026年、さらなる進化を掲げてZepp Shinjukuでのワンマンライブ開催を発表。
止まることを知らないSOMOSOMOが、再びステージで“全身全霊ではしゃぎ倒す”。