創刊1周年を記念したスペシャルエディションとして、『BEEEEM』vol.3の表紙を飾ったきゅるりんってしてみてをはじめ、ファントムシータ、高嶺のなでしこ、僕が見たかった青空、NEVER END ROLL(O.A.)が出演。豪華な出演者たちが一堂に会し、それぞれの個性が光る多彩なステージを繰り広げた。
本記事では、同公演の模様をライブレポートとしてお届けする。
ライブ撮影:河邉有実莉
宮尾はるが“デビューしたばかりですけど、この後に続く素敵なアイドルさんに最高の空間を作ってバトンが渡せるように、ここにいるみんなで最高の時間を作りたいです!”とこの日の意気込みを語って「はるいろ」へ。さわやかなメロディーを持つこの曲を9人は伸びやかに歌いつないだ。
そのまま曲間なく「なにがなんでもアイドル」へなだれ込むと、辻野けいとが“一緒に踊ってください!”とファンに懇願。4つ打ちのアッパーなサウンドに乗ってキュートなダンスを繰り広げる彼女たちにつられて、観客もにわかに踊り出し、会場のテンションが上がっていく。間奏で9人がそれぞれにポーズを決めると大きな歓声が上がり、渡辺莉星が《なにがなんでもアイドル!》の台詞を可愛らしくきめると、さらなる歓声が上がった。
またまた曲間なしで「Stand up」へとつなぐ。ハードなギターが先導するロックチューンを凛々しい表情でパフォーマンス。可愛らしさをふりまいていた前半とは雰囲気をガラリと変えて魅せた。その歌声も力強さが感じられ、これまでとは一味違うものだった。また、落ちサビでは千葉祐夕が感情を込めて切なげに歌うと、河本景が力強く叫ぶように歌い上げて、見事なコントラストを描いていたのも印象的だった。
ラストは「Precious to Me」。軽快なサウンドに乗って9人はしっかりと動きをそろえて熱気あふれるパフォーマンスを披露。瀬戸みなみがささやくように、近藤沙瑛子がエモーショナルに、藤咲ゆいねが朗々と伸びやかにといった具合に、ここでもそれぞれが魅力的な声を響かせると、最後は声をそろえて渾身の熱唱を披露。会場からは大きなコールが沸き上がった。
途中、メドレー形式で曲をつなぐことで彼女たちはノンストップで一気に駆け抜けていくようなライブを展開。最後に水島あいりが“すっごく楽しかったです!”と語っていたが、その笑顔には充実感があふれていた。きっと他のメンバーも、そして観客にとっても充実の20分だったことだろう。そんなことを思わせる見事なライブだった。