ニュース
高嶺のなでしこ【BEEEEM FES Vol.11 DX SP ライブレポート】気高く、美しく。唯一無二の魅力を体現した30分
2026.10.12 20:00
高嶺のなでしこ<BEEEEM FES Vol.11 DX SP>
ガールズカルチャー雑誌『BEEEEM』主催のライブイベント<BEEEEM FES Vol.11 DX SP>が、9月29日(火)にZepp DiverCity(TOKYO)にて開催された。

創刊1周年を記念したスペシャルエディションとして、『BEEEEM』vol.3の表紙を飾ったきゅるりんってしてみてをはじめ、ファントムシータ、高嶺のなでしこ、僕が見たかった青空、NEVER END ROLL(O.A.)が出演。豪華な出演者たちが一堂に会し、それぞれの個性が光る多彩なステージを繰り広げた。

本記事では、同公演の模様をライブレポートとしてお届けする。
 
取材&文:竹内伸一
ライブ撮影:河邉有実莉
 
 
 
SEに合わせて観客のクラップが3拍子を刻む中、静かにステージに現れた高嶺のなでしこ。暗転の中、東山恵里沙が力強い歌声を響かせ、彼女たちのライブが幕を開けた。

1曲目はメランコリックな「アンチファン」。8人は凛々しい表情で感情を込めて歌いあげていく。その動きはしなやかで華麗なもので、中でもスカートを翻しながらターンをきめた場面は、その優雅さに目を見張るほどだった。
 
高嶺のなでしこ<BEEEEM FES Vol.11 DX SP>


そのまま躍動するロックナンバー「我武者羅」へ突入すると8人の動きにはスピード感が加わり、歌声にも迫力が増す。彼女たちの熱演にフロアから大きな声が上がると、8人のパフォーマンスがさらに過熱。ユニゾンで熱く歌い上げ、激しいダンスを繰り広げ、会場を沸かせていく。中盤、城月菜央がステージ上手に歩み出て、気持ちのこもった歌声を聴かせ、最後は東山が叫ぶような絶唱を響かせると、さらなる歓声を呼び起こした。
 
高嶺のなでしこ<BEEEEM FES Vol.11 DX SP>


涼海すうが“声出せ~! 一緒に最高のライブを作ってくれますか?”と煽って観客の士気を高めると、「初恋のひと。」では冒頭から大コールが巻き起こる。凛々しくもかっこいい姿で魅せた前半とは一転、かわいらしく弾むようなパフォーマンスを繰り広げると、会場はさらに熱狂。サビに突入すると“好き”の大合唱が生まれ、会場のテンションはさらに高まっていった。

片思いの切なさをつづる「恋を知った世界」では、それぞれが曲の世界観を体現。日向端ひなが可愛らしい歌声で切なさを表現すれば、橋本桃呼が語りかけるように、葉月紗蘭がささやくように歌う。コントラストを描くように籾山ひめりが力強く熱唱し、東山が高らかに歌い上げて魅せた。もちろん華麗なダンスも魅力的で、特に松本ももなのソロパートでは、しなやかで可憐な動きで観客の視線を集めた。
 
高嶺のなでしこ<BEEEEM FES Vol.11 DX SP>


「ファンサ」へとつなぐと観客のテンションはマックスに。冒頭から大コールで8人を盛り立てる。サビではメンバーとともにこぶしを振り上げて熱唱。涼海がキメ台詞の「約束!」を叫ぶと、一緒に声を上げ、一体感を高めた。最後は「I'M YOUR IDOL」を高らかに歌い、舞うように踊る。観客がこれまで以上に声を上げる中、ライブは幕を閉じた。

凛々しく、激しく、可愛らしく、華麗に。彼女たちのさまざまな魅力を詰め込んでいたが、どんな場面でも過剰になりすぎず、気高さは失わない。それこそが高嶺のなでしこの唯一無二の魅力なのでは……30分という短い時間の中で、その魅力を十二分に表現したライブだった。
 
高嶺のなでしこ<BEEEEM FES Vol.11 DX SP>
高嶺のなでしこ<BEEEEM FES Vol.11 DX SP>
アーティスト