上映2週目の舞台挨拶となる今回の登壇者は、井口裕香、福圓美里、植田佳奈、高森奈津美、MCの井澤詩織の5名。井澤を除く4名は、大洗女子と聖グロリアーナの両校で役を務めるキャストであり、大洗女子VS聖グロとなった冬季無限軌道杯決勝戦を多彩な角度から語り合うトークショーとなった。
まず登壇したMCの井澤が、“川崎のみなさん、おはようございます!”と元気よく挨拶をすると、会場も“おはようございます!”と元気にリアクション。その後、ゲストを呼び込むと、井澤と同じく大洗女子のパンツァージャケットに身を包んだ4名が登壇。自己紹介では、福圓が“クランベリー役の……”と、兼役側で挨拶をはじめると、会場から笑い声が起きる。井澤さんはチネチッタCINE8の大きなスクリーンと客席数に圧倒されつつ、第5話の感想をゲスト陣に質問。井口は、“すごくなかったですか? 語彙力がなくなるくらい”と満員の観客に語りかけたあと、前回から丸3年を経て上映できたことに感慨深さを口にした。内容に関しても、“テーマパークに来たような気分で、ドキドキのシーンがいっぱいあった”と、熱くその印象を話した。福圓は、4DX®で第5話を観たことを明かし、“その時のイメージが強すぎて、別の作品を観ているかのような”と、通常の上映形態とは異なる体験だったと話す。一方の通常版では、決勝戦前夜を映した前半の日常シーンから“感動して泣いてしまった”と、物語に感情移入したことを明かした。植田は、前半が河嶋、後半が聖グロのバニラの割合でアフレコをしたことで、“こんなに感情の起伏が真逆なのか”と、2つの役を担う立場から第5話への正直な気持ちを吐露。河嶋に関しては“みんなの想いを受けて頑張ろうとなった”、一方バニラとしては“クルセイダーとして大洗に対峙するしかなかった”と、どちらにも肩入れしてしまう複雑なアフレコだったそうだ。ただ、完成した作品を観ると、“どっちも楽しそうなので良かったな”と安堵した様子だった。今回の登壇メンバーでは唯一、聖グロ側にあたるローズヒップが本役の高森は、“『最終章』の第5話までで、1番喋った回でした。台本を見た時にひっくり返るかと(笑)”と、セリフ量の多さに驚いたそう。実際に完成した作品に関してはDolby Cinema®で鑑賞したこともあり、“音と映像が組み合わさったものを観ると感動がある。音楽と効果音、声のバランスも含めて。その組み合わせ方が本当に素晴らしかった”と、その情報量に深く感心した様子だった。
本日の登壇メンバーが聖グロのキャラクターを兼ねていることが改めて説明されると、井口は“これ(パンツァージャケット)を脱ぎ捨てても良いくらい(笑)”と冗談を飛ばした一方、植田はタータンチェックのロングスカートに聖グロのイメージを込めたことを紹介するなど、それぞれに聖グロ愛をアピール。井口は兼役が念願だったそうで“やります!と言いたいけれど、あんこうチームとして喋っているので出しゃばるのも(笑)”と、その気持ちを抑えていたと告白。ところが第4話では香盤表(役が書かれたアフレコ資料)にピーチ役と書いてあり喜んだものの、逆に“麻子が喋らないってことか?”と不安にもなったとのこと。井澤は、“兼役は水島監督がキャスティングをしている”と貴重な情報も明かした。
高森が再びローズヒップがメインであることを強調すると、植田から“ローズヒップで優勝したいの(笑)?”とツッコミが入る。これに対し、“どっちが勝ったって、いいんです! どっちが勝ってもみんな勝てる。どっちが負けても負けるんで”と、本役・兼役の立場から懸命に解説し、会場を納得させていた。
次に井澤から、“両校の目線を持っているみなさんのお気に入りのシーンは?”と質問。高森は、“Dolby Cinema®で観たから音が良くて。ダー様(ダージリン)がカップを置く時は「カチャ」と上品な音が響くけれど、ローズヒップは紅茶をカップからバシャバシャさせてこぼしていて(笑)”と呆れつつも、その出オチ感が彼女の強烈なキャラクターらしさを物語っていたと笑顔を見せる。福圓は好きなシーンとして、ローズヒップが大洗女子に潜入した時の“人食いアンコウが登場するシーンが大好き”と語ると、会場からも笑いが。井澤は、凶暴さを強調したアンコウの描写も含めて“あの歯はもう食うよ(笑)”と、その恐ろしさに同意。井口は、作品全体の感想として日常シーンと戦車道シーンの対比が面白かったとしつつ、麻子の登場シーンでは“そど子との美容室のシーン”をピックアップ。井澤もこれに頷きつつ、“本当に仲がいいんだなと”と続けると、井口は“麻子の素直な感情が引き出され、可愛い一面が見られて良かったです”と、レアな麻子の振る舞いが垣間見えたことを喜んだ。
植田は、アリクイさんチームのねこにゃーに注目。“カッコよくて本当に良かったですね”と話すと、全員が同意する。高森は、ねこにゃー役の葉山いくみとアフレコが隣同士だったそうで、“いくみちゃん本人が1番びっくりしていた”と、収録現場のエピソードを明かした。井澤も、“ねこにゃーファンが増えたと思いますよ”と、あるシーンで見せた彼女の姿に太鼓判を押した。
続いて、上映初日からDolby Cinema®、Dolby Atmos®、4DX®、MX4D™など、複数の上映形式が用意されているのも第5話の魅力と井澤が説明。植田は、井口と隣同士で4DX®を体験したエピソードを話しつつ、“(井口が揺れに驚くたび)麻子の声で「お!……おぅ」と声が出ていたのが1番良かった(笑)”と、そのリアクションを楽しんでいたことを告白。井口も、“佳奈さんが「ふふふ」と笑うのがデート気分で良かった”としつつ、揺れや煙、匂いが連動する4DX®のシステムに驚いたと語ってくれた。ここで井澤は、良い音、良い映像で鑑賞できるDolby Cinema®の特徴を改めて紹介。さらに、水島監督から聞いた裏話を披露。(大洗女子の)水産科が出てくるシーンで彼女たちがタブレットを見ているが、それは真面目な資料ではなく、“お昼ご飯を誰が買い出しにいくのかを決めるあみだくじ”が描かれているそう。さらに、西住みほがチャットツールで姉の西住まほと話しているシーンについては“通話履歴を良く見ると、ワーテルゾーイと通話している履歴がある。「わんわんわん」って会話しているらしい”と、事細かに内容が描写されていることを紹介。福圓は、“見られるかどうか、試してください”と会場のファンに伝えた。
フォトセッションと作品情報を挟み、最後に登壇キャストがメッセージを述べた。
“朝から映画を観てくださって、そして私たちのお話を聞いてくださってありがとうございます。4DX®やDolby Cinema®、通常上映など形式によって見どころも変わってきます。先ほども話に出た、タブレットの中身とか、見たいところをいろいろ搾り出しても尽きないと思いますので何度でも楽しんでいただけたらと思います”(高森)